7月中旬。
京都市東山区の東福寺に参拝しました。
東福寺は、秋の紅葉が美しいことで知られる臨済宗のお寺です。
紅葉の時期は大混雑の東福寺ですが、7月は観光で訪れる人が少なく境内をのんびりと歩くことができます。
そして、境内の南側にある思遠池では、たくさんのハスが一斉に花を咲かせ美しい風景を見せてくれます。
思遠池のハス
東福寺の最寄り駅は、JRも京阪電車も東福寺駅です。
駅からは、南東に5分ほど歩けば東福寺に到着します。
東福寺駅からだと北側から境内に入ることになります。
でも、東福寺を訪れる時は、南側の六波羅門から境内に入りたいですね。
ちなみに六波羅門の最寄り駅は、京阪電車の鳥羽街道駅で、駅からは徒歩約7分です。
六波羅門をくぐると、大きな三門と仏殿が現れます。
そして、ハスが咲く思遠池は、三門の南側にあります。
思遠池にやってくると、ハスが真っ白な花をたくさん咲かせていました。
まさに見ごろであります。
東福寺のハスは、全て同じ品種のようです。
真っ白で大きな花が、一斉に咲いている風景は見事であります。
雄大な三門と一緒に見る思遠池。
三門は、空門、無想門、無作門(むさもん)の3つの門からなり、三解脱門(さんげだつもん)とも呼ばれます。
東福寺の三門は、応永12年(1405年)に建立されたもので、禅宗三門としては、現存する最古のものとなります。
三門を背景に眺めるたくさんのハス。
午前中に訪れたので、多くの花がきれいに開いていましたよ。
梅雨の境内の景色
思遠池のハスを見た後は、境内を歩きます。
その前に仏殿にお参りをしましょう。
この日は、仏殿の内部を外から見ることができ、金色のお釈迦さまを拝めましたよ。
7月初旬に葉の表面を白色にするハンゲショウは、徐々にその白色が薄くなっており、緑色が目立ち始めていました。
アジサイも、まだ咲いています。
でも、花が乾燥しており、見ごろを終えていました。
アジサイに代わって見ごろを迎えているのがムクゲです。
ピンク色の花をたくさん咲かせていました。
本坊の入り口近くに置かれたハス越しに境内を眺めます。
思遠池のハスを見に来ている人は数人いらっしゃいましたが、境内全体を眺めると無人に近い状況です。
植木屋さんが、木の手入れをしていましたが、それ以外は、人の姿をほとんど見かけませんでした。
境内の北西にある臥雲橋にやってきました。
ここから眺める洗玉澗(せんぎょくかん)のカエデは、いつもながらに美しいですね。
紅葉した時には、さらに美しい景色となりますが、その頃は臥雲橋が混雑するので写真撮影ができません。
じっくりと、洗玉澗のカエデを眺めるなら、春から夏の葉が青々としている時期がおすすめです。
東福寺のハスは、7月中旬で見ごろを迎えていました。
7月下旬までは美しく咲き誇るハスを楽しめそうですよ。
この後は、勝林寺に参拝します。
なお、東福寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。