4月上旬に京都市上京区の妙顕寺(みょうけんじ)の桜を見た後、北西に3分ほど歩き本法寺に参拝しました。
本法寺の境内には、多くのソメイヨシノが植えられています。
例年だと、ちょうど見ごろの時期なのですが、今年は桜の開花が早かったため、そろそろ散り始めていそうです。
でも、まだ満開の状態は維持しているだろうと期待しながら本法寺に向かいました。
参道の満開の桜
本法寺には、市バス停「天神公園前」で下車して、南に3分ほど歩くと到着します。
地下鉄だと、鞍馬口駅で下車して西に徒歩約10分ですね。
本法寺の境内に入る際は、東側に建つ仁王門をくぐりたいです。
その仁王門前に植えられているソメイヨシノは、下の方は散り始めていましたが、上の方では多くの花が咲き見ごろを保っていました。
仁王門をくぐり境内に入ります。
石畳の参道を歩きながら、左右に植えられている桜を眺めます。
ほぼ満開の状態の参道を歩くのは気持ち良いですね。
境内の中央に建つ本堂の前のソメイヨシノも満開です。
本堂が大きいため、写真だと桜が小さく見えます。
でも、実際に目にすると、とても立派な桜です。
それでは本堂にお参りをしましょう。
本法寺は、日蓮宗のお寺で、永享8年(1436年)に日親が四条高倉に建立したのが始まりとされています。
日親は、立正治国論を著したのですが、禅に傾倒していた足利義教(あしかがよしのり)の怒りに触れ投獄されます。
そして、灼熱の鍋を頭にかぶせられる拷問を受けましたが、これに耐え、「なべかむり日親」と称されるようになりました。
日親は、投獄中に本阿弥清信と知り合い、後に再興した本法寺は、本阿弥家の菩提寺となります。
青空と境内
本堂にお参りをした後は、境内の桜を見て歩きます。
本堂前の桜と一緒に見る開山堂。
本堂の正面に植えられている八重紅枝垂れ桜は、背が低いのですが、とても多くの花を咲かせ満開となっていました。
この八重紅枝垂れ桜が大きく育つと、きっと美しい姿になることでしょう。
桜越しに見る開山堂。
この日は晴天だったので、本法寺の桜を気持ち良く眺めることができました。
桜越しに見る多宝塔も見事です。
春に本法寺に参拝した時には、この角度で桜を見ておきたいですね。
来るときに通った参道の桜は、一部で多くの花を散らしていました。
時折吹く強い風で、花弁がひらひらと舞います。
南側から境内の桜を眺めます。
雲ひとつない青空の下で見る桜とお堂。
人もほとんどおらず、静かな境内で、のんびりと散り始めの桜を見ることができました。
この後は、神泉苑に桜を見に行きます。
なお、本法寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。