2月中旬に京都市伏見区の京都競馬場に梅を見に行ってきました。
京都競馬場は、レース前の競走馬が周回するパドックの近くに梅が植えられているのですが、あまり知っている人はいません。
競馬場に入場できるのは、土曜日と日曜日だけですが、梅を見に訪れる人はほとんどいないので心行くまで観梅を楽しめます。
見ごろが近づく梅
京都競馬場は、京阪電車の淀駅を出てすぐの場所にあります。
入場料は200円です。
入り口からパドックに向かう途中に馬頭観世音菩薩が祀られています。
この辺りには、梅が5本ほど植えられています。
早くも枝垂れ梅が咲き始めていました。
まだ2分咲きから3分咲き程度ですが、例年よりも開花が早いようです。
枝垂れ梅の後ろの白梅は、上の方の枝に花を多く咲かせていました。
白梅はほぼ見ごろですが、枝が木の上の方にしかないので、あまり華やかではありません。
パドックの北側に向かいます。
こちらには、黄色、白色、紫色、オレンジ色と様々な色の花を咲かせたパンジーが秩序整然と並んでいました。
私が京都競馬場を訪れた日は雨が降っており、パンジーの花弁が雨の滴を弾いていました。
芝生の上に植えられた紅梅は、すでに満開となっていました。
芝生に花弁が落ちていたので、見ごろが後半に入っているようです。
今年は暖冬なので、梅も開花が早く、そして終わりも早そうです。
梅の花も雨の滴をしたたらせ、情緒がありましたよ。
パドックの北側には、紅梅の他にも白梅が植えられていますが、白梅はまだ花数が少なかったです。
見ごろを迎えるのは2月下旬になりそうですね。
赤色の梅の花の奥には、誰も座っていないベンチ。
晴れていれば、このベンチに座って観梅するのも良いですね。
時刻は午後4時頃となり、パドックには馬も人もいなくなっていました。
雨が降る無人のパドックはもの悲しいですね。
ゲートから外に出ると、道路の奥の芝生では、「KYOTO」ときれいに刈りこまれた木がありましたよ。
京都競馬場は、2月下旬まで競馬が行われていますが、3月からは競馬の開催がありません。
競馬が開催されていなくても、土日は無料で競馬場に入れるので、梅を見に行くなら3月上旬がおすすめですよ。
2020年11月から京都競馬場の改修工事が行われます。
来年以降も梅を見ることができるのでしょうか。