1月上旬。
京都市左京区の平安神宮に新年の参拝に行ってきました。
平安神宮には、毎年、何度も参拝しますが、今年は新年の早い時期に訪れることに。
平安神宮が建つ左京区の岡崎は、文化的な施設が多く、観光客や旅行者の方に人気があります。
そのため、平安神宮も、1年を通して多くの参拝者が訪れます。
正月の境内の風景
地下鉄東山駅から東に3分ほど歩き、神宮道を左折し北に約5分歩けば、平安神宮の大鳥居の前に到着します。
そして、大鳥居から、さらに北に3分ほど歩くと、緑色と朱色が特徴的な應天門が現れます。
應天門をくぐって境内に入ると、東西に5角形の手水鉢があります。
東側の手水鉢には龍がいます。
平安神宮の境内は広々としています。
正月の空には厚い雲が浮かんでいますが、雲の間から陽が射し、境内は晴れていました。
広い境内を北に歩き、大極殿の前にやって来ました。
普段は、どこからでも大極殿に上がることができるのですが、正月は中央の石段から大極殿に上がるようになっています。
それでは、大極殿から本殿にお参りです。
平安神宮は、明治28年(1895年)の平安奠都(てんと)千百年記念祭の時に平安京最初の天皇である桓武天皇を奉祝する神宮として創建されました。
その名からは古くからあるように思えますが、京都の神社の中では歴史が浅いです。
社殿は、平安京の朝堂院を模して約8分の5に縮小して建てられています。
他の神社とは、見た目が違っているのは、朝堂院を模しているからなんですね。
昭和15年(1940年)には、平安京最後の天皇である孝明天皇が合祀され、社殿や回廊の増築も行われて現在の姿となっています。
ただ、本殿は昭和51年に焼失した後、同54年に再建されたものです。
大極殿から境内を見渡します。
大極殿の左前に植えられている右近の橘には覆いがされています。
暖かくなれば、右近の橘の覆いが外れることでしょう。
境内の西側を南に歩きます。
境内の西に建つのは白虎楼です。
東には、同じような形をした蒼龍楼も建っていますよ。
境内のいたるところにおみくじが大量に結ばれています。
私が平安神宮に参拝した日は、それほど人は多くありませんでした。
でも、元日はたくさんの初詣客が訪れますから、その時におみくじも大量に結ばれたのでしょう。
以前、元日に平安神宮に初詣に行ったことがありますが、本殿にお参りするための列ができるほど混雑していましたよ。
東に目をやると、大文字山の「大」の字が斜めに見えます。
應天門の西側の手水鉢にいる虎。
クマのようにも見えますね。
應天門から外に出ます。
曇り空だったこともあり、應天門近くの手水鉢の水が、とても冷たそうに見えましたよ。
正月三箇日を過ぎると、平安神宮は比較的空き、短時間でお参りを済ますことができます。
有名な神社への初詣は、三箇日を過ぎてからの方が混雑しないので良いですね。
なお、平安神宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。