9月上旬に京都市伏見区にある伏見稲荷大社に参拝した後、南に10分ほど歩いて石峰寺(せきほうじ)を訪れました。
石峰寺は、今は小さなお寺で参拝者が少ないですが、かつては諸堂を完備した大きなお寺だったそうです。
街中にひっそりと建つ現在の石峰寺からは、往時の姿を想像できないですね。
青空と緑の境内
石峰寺は、京阪電車の深草駅から東に5分ほど歩いた辺りに建っています。
なお、深草駅は、2019年10月から「龍谷大前深草駅」に改称します。
民家に挟まれた狭い道を歩き、石峰寺の参道の入り口にやってきました。
京都市の駒札が立ってなければ素通りしてしまいそうです。
参道をゆっくりと上って行きます。
参道の横の民家の塀からは、赤色の花をたくさん咲かせたサルスベリの枝が伸びています。
9月に入ったとは言え、まだ京都は夏の日差しが強いです。
参道の先には、龍宮門が建っているのですが、修理中でした。
そのため、龍宮門から少し北に歩いて境内に入りました。
境内は緑がいっぱいです。
頭上には、爽やかな青空。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
伏見稲荷大社から歩いてきたので、汗をかきました。
本堂に置かれている床几台で休ませてもらいましょう。
石峰寺は、宇治の萬福寺の千呆(せんがい)和尚が宝永年間(1704-1711年)に創建したと伝えられています。
その後、度重なる災火により堂宇は焼失しています。
現在の本堂は、昭和60年(1985年)に再建されたものです。
床几台に座っていると、本堂の南側に墓地が見えました。
そう言えば、石峰寺には伊藤若冲のお墓があったんですよね。
伊藤若冲は、江戸時代の芸術家で、鶏の絵をよく描いていたことで知られています。
彼は、晩年に石峰寺のかたわらに斗米庵(とべいあん)という草庵を結んで隠棲しています。
ちなみに斗米庵は、一斗の米で絵を描くことから名づけられたとされています。
本堂にかかる扁額を見ていると、石峰寺の「峰」の字が「峯」と表記されていました。
本堂の裏には、羅漢参道があり、拝観料300円を納めると入ることができます。
私は、以前に羅漢参道の五百羅漢を拝観したことがあるので、今回は羅漢参道には入りませんでした。
そう言えば、羅漢参道に入ったのは、もう10年も前のことになりますね。
その頃は羅漢参道を撮影できたのですが、現在は参拝者のマナーの悪さから写真撮影が禁止されています。
汗が引いて来たので、そろそろ本堂から出ましょう。
よく見ると、本堂の装飾も興味深いですね。
ラーメンの丼の縁に描かれているような模様が、あちこちに見られます。
再び境内を歩きます。
緑がいっぱいの境内では、秋の花も咲いていましたよ。
秋の七草に数えられるオミナエシ。
草の間には、大きなカメがいました。
このカメには、どういう意味があるのでしょうか。
境内から外に出て、龍宮門の前に立ちます。
ここからの見晴らしは良く、遠く西山まで見えます。
民家が多く見えますが、石峰寺はとても静かです。
私が石峰寺を訪れた日の京都は、猛暑日になったようでしたが、境内ではちょっとだけ秋の雰囲気を感じられましたよ。
この後は、宝塔寺に参拝しました。
なお、石峰寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。