4月上旬。
京都市上京区の西陣に建つ妙顕寺の桜を見た後、北に5分ほど歩き妙覚寺に参拝しました。
妙覚寺には、大門の前に数本の桜が植えられています。
訪れる人が少ないお寺なのですが、大門前の桜風景は美しく、春に西陣界隈を散策すると、つい立ち寄りたくなります。
妙覚寺の大門前で咲く桜
妙覚寺には、地下鉄鞍馬口駅から西に徒歩約8分で到着します。
大門前では、枝垂れ桜が満開になり、美しい姿を見せてくれました。
空が曇っていたので、薄暗い写真となってしまいましたが、枝垂れ桜の咲きっぷりが見事であります。
大門の西側には、遅咲きの八重桜も植えられており、ちょうど咲き始めたばかりでした。
でも、八重桜の中には見ごろに入っているものもありましたよ。
薄紅色の花弁がびっしりと付き、まるで小さな鞠がぶら下がっているようであります。
咲き始めの八重桜は、やや濃い紅色をしています。
この八重桜が満開になるのは4月15日頃でしょうか。
大門をくぐり境内に入ると、正面に祖師堂が建っています。
それでは、祖師堂にお参りをしましょう。
祖師堂の東側には殉教碑があり、その近くでも桜が見ごろとなっていました。
ソメイヨシノのように見えますが、違う品種だと思います。
善明院の八重紅枝垂れ桜
妙覚寺の次は、北隣に建つ善明院(ぜんみょういん)の門前にやって来ました。
善明院は、境内に入れないのですが、外からでも立派な八重紅枝垂れ桜を眺めることができます。
山門よりもはるかに背が高い八重紅枝垂れ桜が6分咲きくらいまで咲き進んでいました。
紅色が濃く、妖艶な八重紅枝垂れ桜です。
善明院の山門の屋根には、ブルーシートが敷かれていました。
昨年の台風21号の被害を受けたのでしょうね。
八重紅枝垂れ桜も、被害を受けたのかもしれませんが、以前と変わりないように見えます。
善明院の八重紅枝垂れ桜は、ほぼ見ごろでしたが、これからもっと華やかになりそうです。
4月13日頃に満開になっていそうですよ。
妙覚寺も善明院も、桜の数は少ないですが、個性的な姿を見せてくれます。
訪れる人が少ないので、静かに桜を観賞できるのも良いですね。
なお、妙覚寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。