2月3日の節分の日。
京都府八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)で催された鬼やらい神事を見てきました。
石清水八幡宮では、毎年2月3日の節分の日の直前の日曜日に鬼やらい神事が行われるのですが、2019年は2月3日が日曜日だったため、節分の日に鬼やらい神事が行われました。
何気に節分の日に石清水八幡宮で鬼やらい神事が行われるのは、珍しいことなんですよね。
鬼退治
石清水八幡宮に行くには、京阪電車の八幡市駅からケーブルに乗車して男山の山上で降りるのが便利です。
鬼やらい神事は、午後1時と2時の2回実施され、私は2時に間に合うように石清水八幡宮を訪れました。
境内に入ると、参拝者がいっぱい。
でも、身動きできないほどの数ではありません。
まだ、午後2時には少し時間があったので、本殿にお参りをしておきました。
午後2時となり、参道が賑やかになってきました。
南総門から、ぞくぞくと神職の方々が登場します。
年男や年女と思われる方々も、神職に続いて入場します。
そして、本殿前に整列。
本殿の前では、鬼やらい人が、桃の枝でできた弓を四方に向かって放ち、最後に恵方にも放ちます。
桃は、昔から厄除けの信仰がありますね。
ちなみに2019年の恵方は東北東です。
次に桃の枝の剣で四方と恵方の邪気を祓います。
鬼やらい人が邪気を祓っている間、参道が賑やかになってきました。
そして、南総門から青鬼と赤鬼が入ってきました。
悪そうな顔をした鬼たち。
子供たちが泣きわめきます。
鬼たちは、我が物顔で参道を歩き、本殿へと近づいていきます。
しかし、本殿には、鬼やらい人たちが、豆を持って待ち構えています。
「鬼やろう」の掛け声とともに豆が鬼たちにぶつけられます。
豆を食らった鬼は、本殿から転げ落ちます。
そして、再び立ち上がり、金棒を持って突進。
しかし、豆は容赦なく投げつけられ、鬼たちは観念して本殿から退いていきました。
参道を歩き南惣門へ向かう鬼たちには、力が残っていないようです。
鬼退治の後は、豆撒きの開始です。
豆はたくさん投げられましたが、なかなか私のほうに飛んできません。
今回は、豆を取ることは出来そうにないなと思っていたのですが、運良く1袋だけ取れました。
鬼やらい神事の間、境内では太鼓と笛の演奏が行われていました。
この演奏があるかないかで、盛り上がりが全然違いますね。
石清水八幡宮の鬼やらい神事は、15分ほどで終了しました。
南総門から外に出ると、先ほどの鬼たちが募金活動をしていましたよ。
なお、石清水八幡宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。