1月中旬。
京都市上京区の京都御苑を訪れました。
冬の京都御苑は、その他の季節と比較すると見るものが少ないのですが、サザンカやロウバイなどの冬の花を観賞できます。
どちらの花も、1月に見ごろを迎える花なので、きっと良い具合に咲いていることでしょう。
西園寺邸跡のサザンカ
京都御苑の最寄り駅は、地下鉄の神宮丸太町駅、または今出川駅です。
どちらの駅からも、西側から京都御苑に入ることになります。
今回、私は東側から京都御苑に入りました。

京都御苑
冬の曇り空の京都御苑は薄暗く、京都の寒い冬をさらに寒く感じさせてくれます。
私が京都御苑を訪れた日は、午前中は晴れていたのですが、午後から曇り出し小雨が降り始める天気でした。
京都御苑を東から西に向かって歩きます。
御苑内のちょうど中央辺りには、京都御所の南側に建つ建礼門があります。

工事中の建礼門
時代祭では、この建礼門から各時代の装束を身に着けた行列が出てきます。
建礼門には、囲いがしてあったので、どうやら工事中のようです。
京都御苑の西側には梅林がありますが、まだ梅はほとんど咲いておらず殺風景でした。
その代り、梅林の近くの西園寺邸跡のサザンカは満開でしたよ。

西園寺邸跡のサザンカ
毎年、西園寺邸跡のサザンカは、たくさんの花を咲かせますが、今年も見事な咲きっぷりであります。
赤色と白色の花が同時に咲くのがきれいですね。

紅白のサザンカ
すでに地面に多くの花弁が散っていましたが、まだ当分は見ごろを保っていそうです。
咲き始めの梅
梅林の南側にやって来ると、紅梅が咲き始めていました。

咲き始めの紅梅
この辺りに植えられている梅は、京都御苑の中でも早咲きなのですが、今年は特に開花するのが早いのではないでしょうか。
2019年の京都は暖冬なので、それが梅の開花に影響しているのかもしれません。
紅梅に近寄ると、枝先には赤色の花がびっしり咲いていました。

紅梅のアップ
この紅梅は、もう少しで見ごろに入りそうですが、梅林全体が見ごろに入るのはまだまだ先です。
梅林の見ごろは、早くても2月中旬です。
ソシンロウバイ
紅梅の南側では、ロウバイも黄色い花を咲かせていましたよ。

ソシンロウバイ
ロウバイは、花数が多くないので、遠くから見ても華やかではありません。
でも、近くで見ると黄色い花がきれいです。

ソシンロウバイのアップ
京都御苑に植えられているロウバイは、ソシンロウバイです。
ロウバイは花の中心が赤っぽいのですが、ソシンロウバイは黄色っぽいのが特徴的です。
ロウバイと言えば、このソシンロウバイを目にすることが多いですね。
さらに京都御苑内を南に歩きます。
するとネコが2匹座っていました。

2匹のネコ
1匹は黒、もう1匹は白ですが頭が茶色です。
白いネコは、私が歩くと後をついてきます。
人に慣れているようで、触っても逃げませんでした。
黒いネコも、近づいてきましたが、こちらが近づくと後ろに下がり触ることができませんでしたよ。
京都御苑内には、ネコも多く棲んでいますから、ネコ好きの方にもおすすめです。
白梅が咲いていました。

白梅
この日は、紅梅ばかりが花を咲かせていたのですが、この白梅も開花するのが早かったようで、そろそろ見ごろに入りそうです。
冬の京都御苑は人が少なく、京都御所や仙洞御所も他の季節より空いていますよ。
この後は、西隣の護王神社に参拝しました。
なお、京都御所の詳細については以下のページを参考にしてみてください。