11月上旬。
京都市中京区の六角堂に参拝しました。
六角堂は、烏丸御池や四条烏丸といったビジネス街の近くに建つお寺です。
近代的なビルが建ち並んでいる一角に古風な建物があるのも、京都の特徴であります。
本堂の祈願鳩
六角堂の最寄り駅は、地下鉄烏丸御池駅です。
駅から南に5分ほど歩き、六角通を東に入ってすぐの場所に六角堂の山門があります。
山門をくぐり境内に入ると、桃色と黄色の菊の花がたくさん咲いていましたよ。
菊の奥に建つのは、本堂です。
この本堂は、上から見ると六角形をしています。
ゆえに六角堂というんですね。
本堂の前には、ハトがたくさんいました。
六角堂のハトは人に慣れているので、近づいてもすぐには逃げようとしません。
それでは本堂にお参りをしましょう。
本堂には、たくさんの祈願鳩が奉納されていました。
観音さまへ願いを届けてくれる一願成就の祈願鳩。
願う心の大きさで観音さまに願いが届けられるスピードが変わるそうです。
叶えたい願い事がある場合は、この祈願鳩に願いを込めて奉納すると良いでしょう。
初穂料は500円で、納経所で授かれますよ。
境内の東側にいらっしゃる十六羅漢の1体が帽子をかぶっていました。
冬に備えているのでしょうか。
大きく育ったハクチョウ
境内の北側に行きましょう。
ここには池があり、数羽のハクチョウが棲んでいます。
今年、1羽のハクチョウが誕生したのですが、どれくらいの大きさに育っているでしょうか。
最初はどこにもハクチョウの姿が見えなかったのですが、しばらくするとハクチョウの親子がやってきました。
子供のハクチョウはまだ灰色が残っていますが、随分と大きくなりましたね。
数ヶ月前は、とても小さかったのですが、ハクチョウは成長するのが早いようです。
本堂近くのカエデは、まだ紅葉する気配がありません。
葉の先が汚れたようになっていますが、これは夏の猛暑の影響でしょうか。
全体的に葉に元気がないように見えます。
山門近くのイチョウも、まだ黄葉には時間がかかりそうです。
六角堂のイチョウは、あまり日当たりが良くないので、黄葉しにくいのかもしれません。
茶所売店の入り口には、フクロウの置物がありましたよ。
11月9日から12日まで、六角堂北側の池坊で「いけばな大作戦」が行われます。
入場料は900円ですが、着物で来場すると無料だそうです。
また、11月10日から18日までは、本堂内陣の特別拝観も行われます。
こちらは拝観料800円です。
なお、六角堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。