三重県に鎮座する伊勢神宮の分霊は、日本中に祀られています。
京都でも、いくつかの神社が伊勢神宮の分霊を祀っています。
また、伊勢神宮の遥拝所も、いろんな神社に設けられており、そこから拝むと伊勢神宮に参拝したのと同じ御神徳を得られると言われていますね。
京都市東山区の八坂神社の境内にも、伊勢神宮の祭神を祀る大神宮社が建っています。
伊勢神宮殿社徹却材で造営した社殿
八坂神社は、京阪電車の祇園四条駅から東に5分ほど歩いた場所に建っています。
そして、大神宮社は、八坂神社境内の東側にあります。
木造りの鳥居が、伊勢神宮のような感じですね。
八坂神社の本殿に祀られているのは、素戔嗚尊(すさのおのみこと)です。
伊勢神宮の内宮に祀られている天照大神の弟にあたる神さまなので、八坂神社と伊勢神宮は縁があるわけですね。
八坂神社の大神宮社の内宮にも、伊勢神宮同様に天照大神が祀られています。
また、外宮も伊勢神宮と同じように衣食住をはじめとした産業の神さまである豊受大神が祀られています。
八坂神社の大神宮社の社殿はとてもきれいです。
伊勢神宮では、平成17年(2005年)から8年の歳月をかけて第62回式年遷宮が行われました。
この時に不要となった伊勢神宮の殿舎徹却材を使用して修復したのが、八坂神社の大神宮社です。
竣工されたのは平成28年10月16日なので、社殿がピカピカなんですね。
やがては、風雨にされされて鳥居や社殿の色も灰色になっていくのでしょうが、今なら新しい社殿にお参りできますよ。
八坂神社の大神宮社にお参りをすれば、伊勢神宮にお参りをしたのと同じです。
また、伊勢神宮の御神札を八坂神社の新符守札授与所で頒布しているとのこと。
天照大神と素戔嗚尊の御神札を家庭で祀れば、無病息災、家内安全、商売繁盛を祈願できるそうですよ。
また、大神宮社の並びには、美人祈願の社の美御前社(うつくしごぜんしゃ)も建っていますから、女性の方はこちらにもお参りしておくと、身も心もより美しくなれそうですね。
八坂神社は、以前から多くの参拝者で賑わっていましたが、近年はさらに多くの方がお参りするようになっています。
きっと大神宮社にお参りする方も多く、「祇園に祀るお伊勢さん」として末永く親しまれることでしょうね。
なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。