1月中旬に京都市東山区の安井金比羅宮に参拝した後、そこから西に3分ほど歩いて建仁寺を訪れました。
東山を散策する時には、よく建仁寺にも立ち寄ります。
立地が良いこともあるのですが、広々とした建仁寺の境内を歩いていると、すっきりとした気持ちになるので、つい訪れたくなります。
冬の静かな境内
建仁寺の最寄り駅は、京阪電車の祇園四条駅です。
駅からは、南東に徒歩約5分です。
観光客でにぎわう四条通を通って、建仁寺の境内に入ると、とても静かに感じますね。
今回は、安井金比羅宮の参拝後だったので、北門から境内に入ることに。
冬にしては割と観光客の方が多かったですが、境内は静かです。
建仁寺に初めて訪れる方は、本坊の中を拝観するのがおすすめです。
俵屋宗達の風神雷神図屏風など、有名な絵画や宝物を鑑賞できますよ。
こちらは、建仁寺境内の中で最も目立つ法堂(はっとう)です。
法堂の天井には、大きな龍が描かれているので、拝観時はこちらもしっかりと見ておきたいですね。
この日は、空気は冷たかったものの、晴天に恵まれ、良い散策日和となりました。
風が吹いていない時は、日差しを浴びるだけで体がポカポカと温まってきましたよ。
冬ではありますが、境内のコケは、比較的青々としていました。
奥に見える建物は三門です。
三門は、横から見ると、あまり厚みがないですね。
三門の前の放生池のほとりにサギがいました。
何かを狙っているようです。
放生池の近くから三門を正面に見ます。
建仁寺の近くの知恩院に巨大な三門が建っているので、こちらの三門は小さく見えます。
とは言え、建仁寺の三門も大きな建物に違いないのですが。
放生池の頭上に広がる冬の晴れた空。
この景色を見ているだけでも、心が和みます。
境内の南東に建つ浴室。
寛永5年(1628年)に三江紹益禅師が建立したと伝えられています。
浴室は、禅堂七堂伽藍のひとつに数えられ、禅堂、食堂とともに三黙堂のひとつとして厳しい作法が定められ重要な修行の場でもあるのだとか。
堂内には、水により悟りを開いた跋陀婆羅菩薩(ばっだばらぼさつ)が本尊として祀られています。
境内の東側に建つ塔頭(たっちゅう)の両足院(りょうそくいん)にある毘沙門堂にお参りをしましょう。
毘沙門天は、勝運を授けてくれると伝えられていますから、何か競技に出場する予定がある方が参拝すると良い結果が出るかもしれませんね。
冬の建仁寺は人が少な目でしたが、別の時期でも他の観光寺院ほどは混雑しませんよ。
なお、建仁寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。