元日に京都市左京区の吉田神社に初詣した後、近くの宗忠神社にも参拝しました。
宗忠神社は、逆立ちする狛犬がいることで知られている神社なので、戌年の初詣に良さげだなと思いお参りすることにしました。
初詣客が少な目の境内
宗忠神社は、京阪電車の出町柳駅から東に20分ほど歩いた辺りに建っています。
今回は、吉田神社に参拝した後なので、吉田山の山頂から北側の鳥居をくぐって境内に入ることに。
境内に入ると参拝者の姿が見えましたが、数人ほどでした。
まずは本殿と神明宮本殿にお参りをしましょう。
宗忠神社は、黒住教の教祖である黒住宗忠を祀る神社です。
黒住宗忠は、朝廷より宗忠大明神の神号を賜り、幕末に高弟の赤木忠春が宗忠神社を創建しました。
なお、本殿隣の神明宮には天照大神が祀られています。
境内に植えられている松には、おみくじが結ばれていました。
本殿の南に建つ社は忠春社。
その名のとおり、赤木忠春を祀っています。
初詣客の方が奉納した絵馬がかかってました。
戌年の絵馬の中に酉年の絵馬も混ざっていましたよ。
神明宮本殿の北側には、白山社という小さな祠があります。
祀られているのは、菊理媛尊(くくりひめのみこと)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)です。
ちなみに菊理媛尊は、白山比咩大神(しらやまひめおおかみ)とも呼ばれており、古くからこの地を守る神さまとして鎮座しているのだとか。
石段の上に建つ鳥居は宗忠鳥居。
宗忠鳥居をくぐり、石段を下った先に逆立ちする狛犬がいます。
こちらは、口を閉じた吽形(うんぎょう)の狛犬。
微動だにせず逆立ちしています。
前足の力が強そうですね。
吽形の狛犬の後ろには、ナンテンが植えられており、赤い実をたくさん付けていました。
こちらは、口を開けた阿形の狛犬。
尻尾と後ろ足をまっすぐに伸ばして逆立ちをしています。
狛犬の色が茶色いですが、これは備前焼だからです。
なぜ、逆立ちする備前焼の狛犬が作られたのか、詳細は不明のようです。
東側の鳥居をくぐって振り返ります。
お正月らしく、初詣の看板が出ていますね。
石造りの白色の鳥居を見ると、心機一転、気持ちが改まる気がします。
まだ、神社に初詣に行ってない方は、逆立ちする狛犬がいる宗忠神社を訪れてはいかがでしょうか。
なお、宗忠神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。