7月末に京都市東山区の東福寺に参拝した後、近くの勝林寺にも立ち寄りました。
勝林寺は、東福寺の塔頭(たっちゅう)で、近年は御朱印が人気を集めていますね。
夏の勝林寺では、境内のハスがきれいな花を咲かせます。
今回の参拝は、そのハスを見ることが目的であります。
暑さに負けず咲くハス
勝林寺は、JRまたは京阪電車の東福寺駅から、東に10分ほど歩いた辺りに建っています。
民家の中を歩かなければならないので、道に迷いそうですが、東福寺の北側の細い道路を東に歩いて行けば、比較的簡単に勝林寺が見つかると思います。
参道の前にやってきました。
石段の脇には毘沙門天ののぼりがたくさん立っています。
石段を上って境内へ。
勝林寺は、天文19年(1550年)に高岳令松(こうがくれいしょう)によって創建されました。
仏法と北方を守護する毘沙門天を祀っていることから「東福寺の毘沙門天」とも呼ばれています。
それでは本堂にお参りです。
本堂の前には、美しい緑色の葉をたくさん付けたカエデが植えられています。
このカエデは、吉祥紅葉と呼ばれており、古来より紅葉の美しさから吉祥天が宿るもみじとされているとのこと。
美や良縁を求める女性にご利益があり、邪気を払うともされています。
かつては、祇園の舞妓さんや芸妓さんもお参りに来ていたそうですよ。
吉祥紅葉の近くでは、赤色のハスがきれいな花を咲かせていました。
そろそろハスも終盤戦で、花の中心部分が茶色くなっているものが目立ってました。
花弁が閉じている白色のハス。
こちらのハスは、暑さから身を守ろうとしているのか、日陰に入って涼んでますね。
ハスが植えられている鉢に混ざって、スイレンの鉢もありました。
赤色のスイレンは、暑さのせいか、少し弱っているように見えます。
こちらのハスは、暑さに負けず元気であります。
夏の日差しを受けても、全然へこたれていません。
私が勝林寺に参拝した日は、最高気温が36度まで上がりました。
さすがにここまで気温が上がると、暑さで体が疲れます。
勝林寺境内も、暑い夏らしい風景ですね。
でも、暑ければ暑いほど、手水屋で手を清めた水が、より冷たく感じて気持ちよかったですよ。
この暑さで、ナマズも干上がってました。
夏の勝林寺は参拝者が少なく、静かにお参りできました。
秋には、真っ赤に色づいた吉祥紅葉を見るために参拝したいですね。
なお、少林寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。