6月上旬。
京都市東山区の妙法院に参拝してきました。
妙法院は、三千院と青蓮院とともに天台宗の三門跡寺院に数えられる格式の高いお寺です。
他の2つは境内に入るのに拝観料が必要になりますが、妙法院は境内に入るだけなら拝観料の類は不要です。
なので、天台宗の三門跡寺院の中では、最も親しみやすい寺院と言えます。
見ごろを迎えたサツキ
京阪電車の七条駅から東に5分ほど歩いて東大路通までやってきました。
そこから、少し北に歩くと石垣に囲まれた一帯が現れます。
その石垣の途中に「妙法院門跡」と書かれた山門があります。
山門から境内に入ります。
正面に見える建物は庫裡(くり)です。
庫裡の前の八重紅枝垂れ桜は、すっかり緑色となっています。
庫裡の近くで真っ白なクチナシの花が咲いていました。
汚れのない純白であります。
塀際では赤色のサツキの花が満開。
境内の南側に向かいます。
そして、本堂に向かって東にのびる参道を歩きます。
本堂の前にやってきました。
中に祀られているのは本尊の普賢菩薩、元三大師、五大明王です。
堂内には入れないので、外からお参りをしましょう。
普賢菩薩は、辰年と巳年の守護尊で健康長寿のご利益を授けてくれます。
辰年生まれの方と巳年生まれの方は、妙法院を訪れた時には、しっかりとお参りをしておきたいですね。
本堂の北に建つ宸殿(しんでん)。
宸殿はとても立派な建物なので、こちらを本堂と間違える方も多いことでしょう。
宸殿の東側には、池があります。
池泉式の庭園になっているようですが、中に入ることはできません。
なので、外から鑑賞しましょう。
池の近くには鎮守社があり、その周囲では丸く刈り込まれたサツキがピンク色の花をたくさん咲かせていました。
本堂と一緒に見るサツキ。
宸殿の脇にも、丸く刈り込まれたサツキがありましたよ。
宸殿が大きいので、サツキが小ぢんまりとして見えます。
こちらのサツキにも近づくことができないので、遠くから眺めるだけです。
境内の西側に戻ってきました。
大玄関近くのカエデの緑もきれいですね。
よく見ると上の方が赤く色づき始めています。
妙法院の境内の西側には休憩所があるので、少し休んでいくことに。
休憩所には京都のガイドブックなどもありますし、周辺の散策に便利な地図もありますよ。
休憩を終えたので、そろそろ妙法院から出ましょう。
事務所の近くでも、サツキがピンク色の花を咲かせていました。
なお、妙法院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。