3月上旬に京都市右京区の大覚寺と大沢池(おおさわのいけ)に梅を見に行った後、清凉寺(せいりょうじ)に参拝しました。
清凉寺にも梅が比較的多く植えられており、今の時期はきれいな花を咲かせているはずです。
今回の参拝の目的は、清凉寺境内で咲く梅を見ることであります。
阿弥陀堂付近の梅
京福電車の嵐山駅から北に7分ほど歩くと、道路の真ん中に大きな仁王門が現れます。
この仁王門が、清凉寺の南側の入り口です。
大覚寺からだと、西に徒歩約10分ですね。
清凉寺境内の東側にある駐車場にやってきました。
あいにくの曇り空。
大覚寺参拝中に降っていた雨は止みましたが、空はどんよりとしたままです。
境内に入ります。
中央に建つ大きな建物は本堂です。
本堂には、釈迦如来立像が安置されています。
そのため、清凉寺は嵯峨釈迦堂とも呼ばれていますね。
それでは、本堂にお参りです。
本堂の東側には阿弥陀堂が建っており、その前では白梅が満開となっていました。
阿弥陀堂の前には紅梅も植えられているのですが、こちらは見ごろ過ぎです。
あと3日ほど早く訪れていれば、紅梅と白梅がきれいに咲く風景を見れたかもしれませんね。
阿弥陀堂が建つ地は、源氏物語に登場する光源氏のモデルとされている源融(みなもとのとおる)の山荘棲霞観(せいかかん)があった場所です。
阿弥陀堂の本尊の阿弥陀三尊像の中央の阿弥陀さまは、「源融のうつし顔」と言われています。
現在は、阿弥陀三尊像は霊宝館に収蔵されているようです。
阿弥陀堂の少し南に料理屋さんがあるのですが、その近くの八重咲きの白梅は5分咲き近くまで開花が進んでいました。
上の写真の奥に見えるのは、一切経蔵です。
その一切経蔵の近くの紅梅が、きれいに咲いていましたよ。
先ほどの曇り空が嘘のような爽やかな青空であります。
多宝塔付近
境内の西側に建つ多宝塔の前にやってきました。
多宝塔前の紅梅は、見ごろ過ぎですね。
近くの白梅は、花がほとんどありませんでした。
多宝塔近くには白色のアシビも。
アセビとも言いますね。
むしろ、アセビの方がよく使われていると思います。
多宝塔の北側の河津桜が咲き始めていました。
そろそろ主役が梅から桜に交代する頃。
そして、この河津桜が満開になると、本格的な桜シーズンが始まりますね。
青空の下で見る本堂。
雨が上がった直後なので、空気が澄んでいます。
気分がとても清々しいです。
その清々しい気分のまま仁王門から外に出ました。
この後は、天龍寺に梅を見に行きました。
なお、清凉寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。