8月末に京都市左京区の南禅寺に参拝してきました。
南禅寺は京都を代表する禅寺で、国内にとどまらず海外からお越しの外国人旅行者の方たちにも非常に人気のある寺院です。
さすがに夏は、境内に観光客の姿は少ないのですが、それでも無人ということはありません。
澄んだ空と雄大な三門
地下鉄蹴上駅から北東に歩くこと約5分。
南禅寺の総門の前にやってきました。

総門
春や秋の観光シーズンだと観光バスがたくさん停車しているのですが、今の時期は団体で南禅寺に参拝する人が少ないようで、観光バスはまったく止まっていませんでした。
総門をくぐり境内へ。
そして、真っ先に見に行くのは三門です。

三門
大きな大きな三門。
青空を背景に眺めると、さらに雄大に見えます。

三門と青空
私が参拝した日は、台風が過ぎたばかりだったので、空が澄んでいました。
京都は、モヤで霞んでいる日が多いのですが、雨が降った後は、このような透明感のある風景を見れます。
三門の太い柱。

三門の柱
これだけ立派な木材を探すのも大変でしょうね。
そして、後々の修復のことを考えると、植樹をして長い年月かけて木を育てなければならないはず。
日本の伝統文化を守るためには、木を育てるだけでも、とても長い時間を必要としますから、職人さんたちは、後の世のことまで考えて仕事をしているのでしょうね。
三門後ろから奥の法堂(はっとう)へと続く参道。

法堂へと続く参道
左右のカエデの木々は、まだ緑色でしたが、上の方は少し赤くなっていました。
南禅寺は紅葉が美しいお寺ですから、一度は秋に参拝しておきたいですね。
法堂の頭上では、大きく厚い雲が浮かんでいました。

法堂と雲
ゆっくりと流れていく雲を見ていると、時間もゆっくりと流れているように感じます。
それでは、法堂にお参り。
法堂の天井に描かれている龍の絵も、格子越しに見ておきましょう。
庭園拝観の入り口になっている本坊。

本坊
こちらの頭上にも爽やかな空が広がっています。
本坊から総門へと続く参道。

参道
終わりが近づいているとは言え、まだまだ夏らしい風景であります。
参道脇には、しっとり感のある苔がびっしり。

参道脇の苔
苔は見る者に涼感を与えてくれます。
そろそろ南禅寺の境内から出ることにしましょう。
三門の屋根の上に広がる青空。
少なくなったサルスベリの赤色の花を見ていると、暑かった夏が過ぎていくのを感じますね。

三門と空とサルスベリ
なお、南禅寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。