8月中旬。
京都市中京区の下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)に参拝してきました。
下御霊神社は、京都御苑の南東に位置しており、観光で京都御苑に訪れた際にお参りするのが便利です。
いつも境内には、ほとんど参拝者がいないので落ち着いてお参りできるのも、下御霊神社の良いところであります。
社務所前の赤色のサルスベリ
下御霊神社の最寄り駅は、京阪電車の神宮丸太町駅です。
駅から鴨川を渡って東に徒歩5分程度で、下御霊神社に到着します。
寺町通に面する下御霊神社の正門。
この正門には、見事な装飾が施されているので忘れずに見ておきたいですね。
正門をくぐった正面に拝殿が建っています。
その拝殿の奥に本殿があるので、まずはお参りです。
さて、今回、下御霊神社を訪れたのは、正門越しに赤色のサルスベリがきれいに咲いているのが見えたからです。
赤色のサルスベリは、社務所の近くに植えられています。
近くに寄って見てみましょう。
木の上の方に赤色の花がたくさん咲いています。
青空に赤色の花は映えますね。
このサルスベリは見ごろではありましたが、やや盛りが過ぎているようでした。
足元には、赤色の花びらが無数に散っていましたよ。
背の高い白色のサルスベリ
赤色のサルスベリを見たので、正門から外に出ようと思ったら、拝殿と正門の間に背の高いサルスベリがあるのに気づきました。
こちらのサルスベリは、白色の花を咲かせています。
あまりに背が高いサルスベリだったので、正門をくぐった時には、上の方に咲く白色の花が視界に入りませんでした。
青空を背景に眺める白色のサルスベリ。
どこに花が咲いているのかわかりにくいですね。
青空を背景に見るなら、赤っぽい花の方が際立ってきれいです。
長くのびたサルスベリの木がやや垂れ下がり、灯籠の上に。
その枝先には、多くの真っ白な花が咲いていましたよ。
下御霊神社には、早良親王(さわらしんのう)、藤原広嗣など非業の死を遂げた人々の御霊が祀られています。
怨霊を祀って御霊にすると災いから人々を守ってくれるという御霊信仰が盛んだった平安時代に下御霊神社は創建されました。
さすがに今は鎮魂されているでしょうが、もしかすると夏の夜に下御霊神社の前を通ると本殿に祀られている御霊に出会うかもしれませんよ。
そう考えるだけで、ちょっと涼しくなってきますね。
なお、下御霊神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。