4月下旬に南禅寺に新緑を見に行ったついでに最勝院にも参拝してきました。
最勝院は南禅寺のすぐ近くに建っているので、南禅寺に参拝した時には、よく最勝院にも訪れます。
今の時期は、最勝院でも南禅寺と同じくカエデの新緑を見れますから、参拝して損はないですね。
参道前の新緑
最勝院の最寄り駅は、地下鉄蹴上駅です。
駅から北東に5分ほど歩くと南禅寺の総門に到着します。
さらに総門をくぐって参道をまっすぐに進みます。
右側に水路閣が見えてきたら、それをくぐって奥に1分ほど歩くと最勝院の参道が現れます。
見てのとおり、カエデの新緑が鮮やかであります。
石段の左側に少し歩いた場所から新緑を観賞するのがおすすめ。
頭上に広がる青モミジの屋根を透過して太陽の光が差し込みます。
初夏の日差しが、青モミジのおかげで、とても柔らかく感じますね。
それでは、石段を上がって参道を進みましょう。
参道を少し歩けば、一気に視界が開け、青空が広がります。
山門をくぐると正面に本堂が建っていますから、お参りしておきましょう。
最勝院の奥の山峡は鎌倉時代か神仙佳境と呼ばれていたそうです。
幼くして比叡山で仏道修行をし、三井寺の管長や永観堂の住持をつとめたことのある駒道智大僧正が、隠棲したのがこの地です。
駒道智大僧正は、秘密の法力により白馬にまたがり生身を天空にかくしたと伝えられています。
最勝院は、その駒道智大僧正を祀ったお寺です。
本堂にしっかりとお参りしておけば、不思議なご利益が授かれそうですね。
境内の後ろには南禅寺山がそびえています。
南禅寺山はそれほど高くはありませんが、境内の建物越しに見上げると、空から覆いかぶさってくるような迫力があります。
山の中腹にも、濃い緑色の葉を付けた木々に混ざってカエデの木が何本かあり、黄緑色の葉が際立っていました。
紅葉の時期だと、南禅寺から流れてくる観光客や旅行者の方で境内が賑わっているのですが、新緑の時期はほぼ無人です。
最勝院のように山の中にひっそりと建つお寺は、参拝者が少ない方が心が落ち着きますね。
本堂にお参りを済ませたので、境内から出ることにしましょう。
来るときにくぐった山門越しに参道を眺めます。
まったく人がやってくる気配がありませんね。
なお、最勝院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。