京阪電車の三条駅の地下から地上に上がった北側に壇王法林寺(だんのうほうりんじ)が建っています。
立地条件としては申し分のない場所にあるのですが、参拝者の方はそれほど多くはありません。
でも、境内には保育園があるので子供たちの元気な声がいつも聞こえてきますね。
8月中旬。
まだ残暑が厳しい中、その壇王法林寺にお参りしてきました。
夏の花が咲く境内
京阪電車の三条駅からだと南門から境内に入るのが便利ですが、今回は西門から入ることに。
西門をくぐった先には、紅白の花が咲いていました。
この花はムクゲでしょうか。
花がとても大きく、子供の頭くらいありましたよ。
真っ赤な花も同様に大きいです。
檀王法林寺に参拝した時に見ておきたいのが楼門です。
楼門には4体のいかめしい像が安置されています。
そのうちの1体である増長天。
下の方に目をやると、邪鬼が増長天に踏まれています。
他の3体の像も同じように邪鬼を踏みつけています。
悪いことをすると罰が当たるという見せしめのようですね。
境内の中央に堂々と建つ本堂。
壇王法林寺は、比叡山三千坊のひとつ蓮華蔵院が起源と伝えられています。
その後、文永5年(1268年)に道光が浄土宗に改宗して当地に移転、慶長16年(1611年)に袋中(たいちゅう)が現在の寺名で復興しました。
寺務所の近くに行くと白いハスの花が咲いていました。
そろそろハスも終わりが近づいていますね。
サルスベリは、まだまだ見ごろを保っていましたよ。
壇王法林寺のサルスベリの花は、やや紫色ですね。
他にも寺務所近くのプランターには、夏の花がたくさん植えられていました。
この一角はとても華やかであります。
境内を散策している間、常に子供たちの元気な声が絶えることがありませんでした。
大人になると夏の暑さが体にこたえるのですが、子供たちは全く疲れを知らないようです。
壇王法林寺は、京阪電車の三条駅、地下鉄の三条京阪駅からすぐの便利な場所にありますから、とてもお参りしやすいです。
電車の待ち時間の間にでも、ちょっと参拝してはいかがでしょうか。
その時は、楼門に安置されている増長天などの4体の像と踏みつけられている邪鬼のかわいそうな姿も、ぜひ見てください。
なお、壇王法林寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。