夏真っ盛りの8月中旬。
京都市右京区の大堰川(おおいがわ)に架かる渡月橋に行ってきました。
渡月橋がある嵐山は、京都で最も人気のある観光地のひとつです。
そのため、旅行者や観光客の方がとても多いのですが、夏は比較的少なめです。
夏の嵐山
渡月橋の最寄り駅は、橋の北側だと京福電車の嵐山駅、橋の南側だと阪急電車の嵐山駅です。
どちらからでも歩いて3分ほどで渡月橋が見えてきますよ。
渡月橋の北側に到着。
春や秋といった観光シーズンだと、人と車が大渋滞しているのですが、やはり夏の暑い日は、あまり人が渡っていませんね。
昔は法輪寺橋と呼ばれていたのですが、鎌倉時代に亀山上皇が、月が橋を渡るさまに例えたことから渡月橋と呼ばれるようになりました。
命名の仕方が何とも風流ですね。
その渡月橋を市バスが走っていきます。
以前は、嵐山は市バスの均一区間外だったのですが、現在では均一区間となっています。
なので、市バスの1日乗車券で、京都駅から嵐山まで来れるようになっています。
電車で旅をするよりもバスが好きな方は、市バスに乗って嵐山を訪れると良いでしょう。
渡月橋の北側から眺める嵐山。
夏らしく山が深緑色をしていますね。
嵐山は春や秋に見るのも風情があるのですが、夏の緑一色の嵐山が1年を通して最も美しいと感じます。
山全体に力がみなぎっていると言うのか、強い生命力を感じさせます。
大堰川の流れは、清涼感を与えてくれます。
この日は、35度を超える猛暑日だったのですが、大堰川沿いはそれほど暑くありませんでした。
川が流れていると、気温が上がりにくいのでしょうね。
そうは言っても、川沿いの道には日陰がないので、直射日光がきついのですが。
たくさんの花をつけたサルスベリを発見。
このサルスベリは、花がボリューム満点です。
こんなにギュウギュウ詰めになっているサルスベリを見たのは初めてです。
イチゴ味のかき氷のような色を見ていると、思わずかじりたくなります。
大堰川の浜にはたくさんの舟がつながれています。
松と一緒に浜の舟を見ていると、まるで海に来たような気分になりますよ。
遠くから眺める渡月橋。
この日は晴れていたのですが、薄っすらとモヤがかかっているような空だったので、写真だと曇っているように見えますね。
渡月橋の中ほどから見た嵐山。
のどかな景色であります。
開発されることなく、いつまでもこの景色が残っていて欲しいですね。
夏の嵐山はさすがに暑かったですが、景色はとても素晴らしかったですよ。
8月16日には嵐山灯篭流しがあるので、その時にでも嵐山を訪れてみてはいかがでしょうか。