7月下旬の晴れの日。
京都市東山区の勝林寺にお参りしてきました。
勝林寺は、街中にある小さなお寺です。
この時期になると境内の鉢植えにたくさんのハスが植えられるので、それを見にチラホラと参拝者が訪れます。
境内のハス
勝林寺は、東福寺の塔頭(たっちゅう)です。
最寄駅は、JRも京阪電車も東福寺駅で、そこから東に10分ほど歩けば到着します。
東福寺の境内から少し離れていること、民家に混ざって建っていることから、初めて訪れる方は道に迷うかもしれません。
勝林寺の入り口の前にやってきました。
石段の両脇には、毘沙門天と白色に染め抜かれた青いのぼりがたくさん立っています。
石段を上りきって境内へ。
夏らしい景色が広がっていますね。
まずは本堂にお参りをしておきましょう。
勝林寺は、天文19年(1550年)に第二百五世住持の高岳令松(こうがくれいしょう)によって創建されました。
仏法と北方を守護する毘沙門天を祀ることから、「東福寺の毘沙門天」と呼ばれているそうです。
毘沙門堂に安置されている毘沙門天立像は一木造で、高さが145.7メートルとほぼ等身大に近い背丈です。
もともとは、東福寺の仏殿の天井内に密かに安置されていたそうですが、江戸時代に開山の高岳令松の霊告(れいごう)により発見され、本尊として祀られたとか。
本堂にお参りを済ませた後は、境内のハスの観賞です。
時間が正午頃だったこともあり、期待したほどハスの花は咲いていませんでした。
それでも、大きくて真っ白な花がきれいに咲いていましたよ。
足元まで伸びるハスの葉。
こちらのハスの花は、花弁が完全に開き切っており、疲れ果てた姿をしていました。
この日は快晴でしたから、ハスの花にとっては日差しがこたえたんでしょうね。
もうちょっと早い時間帯に参拝していれば、このハスの花も元気な姿を見せてくれたのかもしれません。
勝林寺には、カエデの木も比較的多く植えられています。
その青葉が夏の日差しを浴びて、緑色に輝いていました。
夏にカエデの青葉を見ていると、生命力の強さを感じます。
秋には、きれいな紅葉も見せてくれそうですね。
また、その頃に勝林寺に参拝しましょう。
とは言え、秋に覚えているかどうかわからないんですけどね。
なお、勝林寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。