6月初旬に京都市東山区の建仁寺の塔頭(たっちゅう)の霊源院で甘露庭を拝観した後、建仁寺の境内を散策しました。
建仁寺は、京都で最初の禅寺というだけあって、境内はとても広いですね。
境内を見て回るだけでも、良い運動になります。
梅雨の景色に移り変わる境内
建仁寺の最寄り駅は、京阪電車の祇園四条駅です。
駅から南東に7分ほど歩けば建仁寺に到着します。
境内の南側の参道。
空は晴れたり曇ったりで、もしかしたら雨も降り出すかもしれないような天気。
そろそろ梅雨ですからね。
雨が降ってもおかしくありません。
境内の景色も、少しずつ梅雨に近づきつつあります。
放生池では、ハスの葉が大きく育っていました。
あと1ヶ月もすれば、ハスの花が咲き始めるのでしょうか。
ハスの葉の下では、日差しから隠れるようにカモが休憩していましたよ。
放生池の正面に建つ三門。
三門の周りにはカエデの木が植えられており、この時期は美しい新緑を見れます。
三門越しに見る法堂(はっとう)は、建仁寺の定番の景色。
本当のところは、定番になっているのかどうかは知りませんが、私が建仁寺に訪れた時には必ずと言っていいほど、この景色を見ますね。
放生池に再び戻ると、先ほどのカモが泳いでいました。
空も曇ってきたので、ハスの葉の下から出てきたのでしょうか。
スイスイと気持ちよさそうに泳いでましたよ。
開山堂の前は工事が終了して、新しい石柱が立っていました。
石柱には「扶桑佛心宗 第一開山 千光祖師榮西禅師入定塔」と刻まれています。
工事の前は、どのような景色だったかなと思い、古い境内の案内図を見ると、洗鉢池という池が描かれていました。
そう言えば、確かに池がありましたね。(2015年6月6日追記:現在も池は残っていました)
南北に通る参道の両脇は深い緑色の青葉がいっぱい。
そろそろ木々の葉も新緑から濃い緑色に変わる頃。
梅雨を過ぎれば、さらに緑色が濃くなりそうです。
境内の北東にある塔頭の西来院の参道には、アジサイが植えられています。
まだ時期が早いので、あまりアジサイの花は咲いていませんでした。
アジサイの近くに植えられているサツキは、そろそろ見ごろを過ぎて終わりに近づいていますね。
門越しに西来院の境内を覗いてみました。
こちらは、まだまだサツキは見ごろのようで、赤い花が満開でしたよ。
6月4日3日に京都は梅雨入り。
これから1ヶ月ほどは雨がよく降るでしょうが、京都市各地では、みずみずしいアジサイを観賞できますね。
なお、建仁寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。