3月30日に京都市東山区の妙法院を訪れました。
妙法院は、代々皇室関係者が入寺した門跡寺院(もんぜきじいん)です。
特に妙法院は格式が高く、三千院と青蓮院とならび天台宗の三門跡寺院と称されています。
そんな格式の高いお寺ですから、春には美しい桜を見せてくれることでしょう。
満開の彼岸桜
妙法院は、京阪電車の七条駅から東に10分ほど歩いた辺りに建っています。
いつもは、西側の門から入るのですが、今回は北側から境内に入ることに。
北側の入り口付近には、右側に陽光桜、左側に彼岸桜が植えられています。
陽光桜は見ごろを過ぎ、残っている花が少なくなっていました。
彼岸桜はちょうど見ごろ。
白色に近い薄紅色の小さな花が、枝先まで無数に咲いています。
5分咲きのソメイヨシノ
大玄関の辺りまでやってきました。
ここに植えられている八重紅枝垂れ桜は咲き始めたばかり。
満開になるにはあと1週間ほどかかるでしょうね。
それでも枝先には、きれいに開いた紅色の花がちらほらとありましたよ。
大玄関の近くには、ソメイヨシノも植えられています。
こちらのソメイヨシノは5分咲き程度ですね。
満開は4月2日ころになりそうです。
角度を変えて唐門と一緒にソメイヨシノを観賞。
この角度からだと、あまり桜にボリューム感がないですね。
まだ満開前だから仕方ないのですが。
人の背ほどの十月桜は、これで満開なのでしょうか。
もっと大きくなれば、今よりも華やかな姿を見せてくれることでしょう。
苔のじゅうたんの上では、ミツバツツジも咲いていましたよ。
あいにく柵があるので近くに寄って見ることはできませんでしたが、でも、ミツバツツジは鮮やかな紫色をしているので、遠くからでも、とてもきれいに見えます。
宸殿(しんでん)脇には、既に散ってしまっている桜の木がありました。
枝に濃い赤色が残っているだけ。
オカメ桜でしょうか。
妙法院は、境内に入るだけなら拝観料は必要ありません。
このお寺は、幕末の八月十八日の政変の後、長州藩士とともに7人の公卿が京都から落ち延びた七卿落ちの舞台にもなりました。
その石碑もあるので、歴史好きの方なら興味を持って参拝できると思いますよ。
なお、妙法院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。