京都の桜で忘れてはならないのが、川と一緒に眺める桜です。
京都の街中を流れる高瀬川や鴨川のほとりには、ソメイヨシノや枝垂れ桜がたくさん植えられています。
お寺や神社に行かなくても、こういった川の近くできれいな桜を見れるのも、春の京都観光の良いところですね。
ということで、3月30日に高瀬川と鴨川の桜の状況を見て来たので報告します。
高瀬川の桜
四条木屋町の交差点にやってきました。
木屋町通と並行して北から南に流れる高瀬川。
春になると、信号待ちをしている人たちが高瀬川沿いのソメイヨシノを携帯電話で撮影し始めます。
まだ4月になっていないのにソメイヨシノがたくさんの花を咲かせていました。
5分咲き以上の咲き具合ですね。
高瀬川の上まで張り出した枝には、びっしりと淡いピンク色の花が咲いています。
まだ枝先にはつぼみがたくさん残っているので、あと3日ほど経てば、もっと華やかな姿を見せてくれるでしょう。
四条木屋町の南側の桜も満開に近い状態です。
真っ白な花を咲かせたこの桜は大島桜でしょうか。
7分咲きから8分咲きまで開花が進んでいます。
木屋町通を南に歩きます。
高瀬川沿いのソメイヨシノは、どれも5分咲き程度ですね。
高瀬川のソメイヨシノの見ごろは、4月2日ころになると思われます。
鴨川-四条大橋付近
高瀬川の次は鴨川の桜です。
まずは、四条大橋近くから。
この付近には、早咲きの紅枝垂れ桜がたくさんあり、5分咲き程度まで開花が進んでいました。
遠めだと、その濃い紅色のためか、満開になっているように見えますね。
中には、開花の進みが早く見ごろを迎えている枝垂れ桜もありました。
紅枝垂れ桜を見上げます。
こうやって見ると、まだ見ごろには早いことがよくわかりますね。
おそらく、四条大橋近くの紅枝垂れ桜は4月1日ころが見ごろでしょう。
鴨川-七条大橋付近
四条大橋から南の七条大橋付近にやってきました。
七条大橋付近では、早咲きの枝垂れ桜が満開になっていました。
川のほとりの遊歩道から眺める枝垂れ桜。
歩道沿いに適度な間隔で植えられているため、こうやって見ると、まるでどこまでも枝垂れ桜が続いているように見えます。
南向きに枝垂れ桜を見ると逆光になって少々写真が暗くなってしまいました。
枝垂れ桜を見上げると天から真っ白な花が降り注いでいるようです。
こういった見方は、枝垂れ桜ならではですね。
七条大橋付近の枝垂れ桜は、3月30日時点で見ごろです。
観光ではなく仕事や買い物で京都に訪れた時は、ちょっと時間をとって高瀬川と鴨川の桜を見に行ってはいかがでしょうか。