8月上旬。
京都府八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)に参拝しました。
石清水八幡宮は、男山の山上に鎮座しているので、お参りするには山を登らなければならず、暑い夏は一苦労です。
でも、こういう苦労をして参拝するからこそ、ご神徳を授かることができるというもの。
台所守護の竃神殿
石清水八幡宮は、京阪電車の八幡市駅からケーブルカーに乗って山上まで行くと、楽にお参りできます。
表参道からも山上に行けますが、夏は、無理しない方が良いでしょう。
南総門前に到着。
門の脇には七夕飾りがありました。
毎年、8月上旬は、旧暦の七夕ということで、京の七夕が催されています。
主な会場は、京都市内の堀川と鴨川なのですが、石清水八幡宮でも、毎年、七夕飾りが南総門に設置されます。
門をくぐって本殿へ。
石清水八幡宮は、源氏の氏神ということもあり、武運長久のご利益を授けてくれます。
また、厄除祈願でも有名な神社なので、厄年の方は参拝しておくと良いでしょう。
本殿にお参りを済ませて南総門へ戻ります。
南総門の西側には、竃神殿(そうじんでん)という末社があります。
竃(かまど)の文字からもわかるように竃神殿は、台所守護のご利益を授けてくれます。
祭神は、迦具土神(かぐつちのかみ)、彌都波能賣神(みづはのめのかみ)、奥津日子神(おきつひこのかみ)、奥津比賣神(おきつひめのかみ)の4柱です。
竃神殿には、松平定信の「楽しきと思ふが楽しき本(もと)なり」という言葉が書かれていました。
「どのような境遇にあったとしても、そこに楽しみを見つけることが、基本である」という意味だそうです。
なるほど、不遇を恨んで、何をするにもつまらなそうにしていると、生活のすべてが楽しくなくなりますからね。
どんな時も、楽しもうとする心が大事です。
参拝を終えたので、裏参道から下山です。
途中、竹雨水(ちくうすい)という清水が湧き出ていました。
石清水八幡宮は、その名の通り、きれいな湧き水が出ることでも有名です。
山の中腹には、石清水社があり、そこには石清水八幡宮の名の由来となった石清水井が湧き出しています。
裏参道は、表参道よりも石段が急です。
降りるだけなのですが、山の麓まで降りた時には、膝が疲れていましたよ。
足腰が弱い方は、帰りも無理せずケーブルを利用した方が良いですね。
裏参道から下山したのは、一ノ鳥居付近にある放生池に行くためです。
放生池では、今の時期、ハスとスイレンとアサザがきれいに咲くんですよね。
夏に石清水八幡宮に参拝した時には、放生池も見ておきましょう。
なお、石清水八幡宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。