7月24日の午前11時30分頃に四条河原町の交差点を通過していった祇園祭の後祭山鉾巡行。
これで終わりと思った沿道の観覧者の方たちが、次々と帰っていきました。
でも、この後は、山鉾巡行よりも先に四条通を西に進んでいった花傘巡行が戻ってくるんですよね。
元気な子供神輿
花傘巡行は、昭和41年(1966年)に祇園祭の山鉾巡行が、前祭(さきまつり)と後祭が統合され7月17日にまとめて行われるようになったのに伴い新設されたものです。
今年2014年に後祭が復活したわけですが、花傘巡行はなくなることなく、いつも通り行われました。
山鉾巡行は活気があって力強さを感じさせますが、花傘巡行は京都らしい雅な雰囲気があります。
後祭山鉾巡行の大船鉾(おおふねほこ)が四条河原町を通過して10分程度経ち、花傘巡行の先頭がやってきました。
河原町通を南下してきた花傘巡行は、四条河原町の交差点を東に曲がって八坂神社に向かいます。
八坂神社に向かうというよりも戻るといった方が良いですね。
花傘巡行は、午前10時に四条通の東端の八坂神社を出発して西に向かいます。
そして、寺町通を北上して御池通まで進み、そこから東にある京都市役所前を過ぎて河原町通を南下します。
私が四条河原町で見た花傘巡行は、これから八坂神社に戻ろうとしているところです。
花傘巡行の最初に登場するのは、子供神輿。
「ワッショイ、ワッショイ」と子供たちの元気な声が、四条河原町の交差点に響きます。
とても暑い日だったのですが、子供たちは、それに負けずに元気に神輿を担いで進んでいきます。
神輿は子供たちが担ぐものなので、大人が担ぐものよりも小さ目。
でも、神輿の金色の輝きは、大きさとは関係ないですね。
小さな子供たちも、一生懸命神輿を担いでいますね。
子供神輿が通過した後は、女性たちの列が進みます。
そして、ドンドン、ドンドンと威勢の良い太鼓が四条河原町に鳴り渡ります。
獅子舞も登場。
口を大きく開けて沿道の観覧者たちに噛みつくしぐさを見せていましたよ。
獅子舞が通り過ぎた後は、騎馬の列が進んでいきます。
騎乗している子供たちは、みんな上手に馬を御しています。
信号待ちでも馬が暴れることはありませんね。
花傘巡行の子供神輿は、山鉾巡行のような勇ましさはありませんが、見ていて、心がとても和みましたよ。
祇園祭2014年目次
- 祇園祭前祭山鉾巡行―鶏鉾、木賊山、四条傘鉾・2014年
- 祇園祭前祭山鉾巡行―蟷螂山、月鉾・2014年
- 祇園祭前祭山鉾巡行―白楽天山、保昌山、郭巨山・2014年
- 祇園祭前祭山鉾巡行―放下鉾、岩戸山・2014年
- 祇園祭前祭山鉾巡行―船鉾・2014年
- 祇園祇園祭後祭山鉾巡行―橋弁慶山、北観音山・2014年祭
- 祇園祭後祭山鉾巡行―八幡山、浄妙山・2014年
- 祇園祭後祭山鉾巡行―鈴鹿山、南観音山・2014年
- 祇園祭後祭山鉾巡行―鯉山、役行者山・2014年
- 祇園祭後祭山鉾巡行―黒主山、大船鉾・2014年
- 四条河原町で観覧した花傘巡行の子供神輿・2014年
- 優雅に四条河原町を曲がっていく花傘巡行・2014年