京都市伏見区にある淀水路は、3月中旬から下旬にかけて、早咲きの河津桜が咲くことで知られています。
とは言え、まだまだ知らない人の方が多いので、それほど多くの人がお花見に訪れるということはないんですけどね。
また、淀水路は、河津桜が終わった後も枝垂れ桜やソメイヨシノが咲くのですが、この頃になると、さらに人が少なくなります。
私も、淀水路に行くのは、河津桜が咲くころで、本格的なお花見シーズンには訪れたことはありませんでした。
ということで、一度くらいは、お花見シーズンに淀水路の桜を見ようと思い、4月上旬に行ってまいりました。
まだまだ背が低い枝垂れ桜
淀水路は、京阪電車の淀駅から南東に10分ほど歩くと到着します。
入口から少し歩いた辺りに背の低い枝垂れ桜が等間隔に植えられていました。
淀水路の桜は、どれも植樹されて間もないので、全体的に背が低めです。
それでも、中には、背の高い枝垂れ桜もあり、水路に向かって、長い枝を垂らしていましたよ。
紅色の花がきれいであります。
ソメイヨシノも満開。
晴れた日だったので、水面が鏡のようになっていました。
水路に映りこむ桜を見るのも、良いものです。
日差しを浴びて光る枝垂れ桜。
背景のソメイヨシノが満開だったので、枝垂れ桜があまり際立っていないですね。
もうちょっと角度を変えて撮影した方が良かったようです。
満開のソメイヨシノと満開の枝垂れ桜の共演。
どちらもきれいな桜なので、甲乙つけがたいです。
こちらは、ソメイヨシノでも枝垂れ桜でもない桜。
ヤマザクラなのでしょうか。大島桜にも似ていますが、よくわかりません。
こちらは、ヤマザクラですね。
背は低いですが、満開だったので、とても華やかでしたよ。
水路と一緒に眺めるヤマザクラ。
ソメイヨシノもきれいですが、ヤマザクラも違った趣があって独特の美しさがあります。
ヤマザクラは、花の近くに葉が付いているので、ソメイヨシノほど華やかに見えないのですが、最近は、それが味があって良いなと思うんですよね。
水路脇の芝生には、八重咲きの黄色いスイセンが咲いていました。
春は、桜にばかり目が行きがちですが、視線を下に向ければ、きれいな草花がたくさん咲いているの気づきます。
人が少ない淀水路沿いをゆっくりと歩きながらするお花見は、観光地とは違った雰囲気がありましたよ。