京都市北区の建勲神社(たけいさおじんじゃ)は、織田信長を祀っている神社です。
春になるとソメイヨシノが満開になるのですが、お花見に訪れる方が、非常に少ない神社なので、落ち着いて桜を愛でることができます。
4月初旬。
その満開のソメイヨシノを見るために建勲神社にお参りしてきました。
満開のソメイヨシノで埋め尽くされた鳥居付近
建勲神社は、市バス「建勲神社前」で下車し、南に5分ほど歩いた辺りに建っています。
バス停の呼び名は「けんくんじんじゃまえ」です。「たけいさおじんじゃまえ」ではないので、ご注意ください。
建勲神社の鳥居の前に到着すると、一目でソメイヨシノが満開になっているびがわかりました。
どうやら、絶好のタイミングで訪れたようです。
桜の枝が玉垣を超えて道路まで伸びているので、歩道の頭上を桜の花が雲のように覆っていましたよ。
ちなみに上の写真に写っている鳥居は、台湾産の紅檜の素木造(しらきづくり)です。
大口径の紅檜は入手困難なので、とても貴重な大鳥居だそうです。
鳥居をくぐると、背の低い紅枝垂れ桜がきれいな花を咲かせていました。
2014年3月に植樹されたばかりなので、まだまだ木が幼いですが、花はとても新鮮です。
これから大きく育っていくことでしょう。
建勲神社の社殿は船岡山の山上にあります。
山上へは、石段を上っていくことになります。
その石段下のソメイヨシノも満開です。
日差しを浴びて輝く桜の花が美しいですね。
石段の真下から眺めると、まるで空に浮かぶ雲のようです。
社殿近くの枝垂れ桜とソメイヨシノ
石段を上りきり社殿がある敷地の入口に到着。
別格官幣建勲神社と刻まれた石柱がピカピカです。
どうやら、この石柱は、2013年に建立されたばかりのようです。
山上には、それほど桜は植えられていませんが、背の高いソメイヨシノが満開に近い状態となっていました。
狛犬の後ろの紅枝垂れ桜は7分咲き程度で見ごろです。
拝殿の近くにも紅枝垂れ桜が植えられていますが、こちらは咲き始めたばかり。
ソメイヨシノが終わりに近づいた頃に見ごろになっているでしょう。
拝殿で参拝を済ませた後、本殿に進みます。
本殿脇のソメイヨシノは満開。
日差しを浴びてキラキラ光る桜の花。
午後3時ころに見る桜は、このように輝いて見えるので、より美しさを増します。
拝殿付近から東の方向を見ると、遠くに比叡山を望むことができます。
比叡山は、石段の中ほどまで戻って見るのがおすすめです。
ここからだと、眼下に広がる満開の桜と遠くに雄大にそびえる比叡山を一度に見ることができるんですよね。
このような景色を眺めることができるのは、春の1週間程度の間だけ。
春の京都の空は、モヤがかかったような日が多いのですが、この日は、空気が澄んでいたので、くっきりと比叡山が見えました。
こんなきれいな景色を見れる機会は、滅多に訪れないかもしれません。
良い体験ができました。
なお、建勲神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。