3月31日に京都府庁を訪れました。
提出しなければならない書類があるとか、そういったことではなく、3月29日から4月7日まで開催されている観桜祭に参加することが目的です。
拝観は無料です。
見ごろを迎えた2本の枝垂れ桜
京都府庁は、京都御苑から西に10分ほど歩いた辺りにあります。
最寄駅は、地下鉄丸太町駅ですね。
市バスだと「府庁前」から徒歩約5分です。
観桜祭が行われているのは、旧本館です。
旧本館は、重要文化財に登録されている建物。
明治時代の建物なので、レトロな雰囲気があります。
旧本館の入口には観桜祭の案内が立っています。
中に入ると、各種資料が置かれているので、興味があるものをいただいておきましょう。
さて、旧本館の中庭には、背の高い桜が6本植えられています。
その中で、見ごろを迎えていたのは、早咲きの祇園しだれ桜と紅一重しだれ桜です。
中庭の中心にあるのは、祇園しだれ桜。
この桜は、祇園の円山公園の初代枝垂れ桜の孫にあたります。
孫とは言え、とても背が高く立派な姿をしています。
この日は、京都府のマスコットキャラクターのまゆまろも訪れていました。
まゆまろも、今では有名になっており、その姿を見た人たちが、まゆまろの側によって記念撮影をしていましたよ。
まゆまろも大忙しですね。
まゆまろが記念撮影をしていたのは、紅一重しだれ桜付近でした。
この桜も見ごろを迎えています。
色が濃いのが特徴的ですね。
旧本館の北側から祇園しだれ桜を撮影。
さらに建物の2階に上がって、見下ろすように写真を撮りました。
良い眺めです。
それにしても立派な枝垂れ桜ですね。
時間を忘れて、いつまでも見つづけたくなります。
中には、そういう人もいて、窓際から離れずに写真を撮影している方もいました。
あまり長い時間、同じ場所で写真を撮るのは、他の拝観者の迷惑になるので、慎んだ方が良いですね。
紅一重しだれ桜も、2階から眺めました。
下から見上げるよりも、見下ろす方が、花がたくさん咲いているように見えるので、華やかです。
容保桜(かたもりざくら)は咲きはじめ。
ソメイヨシノが、そろそろ散り始めるかなという頃に見ごろとなるでしょうね。
ちなみに容保桜は、幕末に京都府庁のある場所に京都守護職が置かれ、会津藩主の松平容保が、その任にあたったことから、名付けられたものです。
なお、見ごろに近い容保桜は、2013年の記事に掲載しているので、ご覧になってください。
まゆまろが、今度は祇園しだれ桜の近くで記念撮影をしていました。
私もついでにもう1枚、撮影させてもらいましたよ。
最後に紅一重しだれ桜を眺めて、京都府庁を後にしました。
観桜祭では、桜だけでなく、建物内で様々な展示物を鑑賞できます。
桜を描いた和紙が、天井からつるされて、十二単のように見える展示物は、とてもきれいでしたよ。