京都市東山区の祇園界隈を歩いていた時に安井金比羅宮の前を通りかかったので、ちょっとばかり境内の様子を見ていくことに。
ここは、縁切りと縁結びのご利益がある神社なので、女性の参拝者が比較的多いところです。
信号待ちをしている間にも東の鳥居からちらほらと若い女性の方が出てきます。
有名人の絵馬
安井金比羅宮は、京阪電車の祇園四条駅から南東に10分ほど歩いた辺りに建っています。
入口は、境内の北、南、東にあります。
今回は東の鳥居から入ることにしました。
鳥居には、「悪縁を切り良縁を結ぶ祈願所」と書かれています。
参道をまっすぐに進むと「絵馬の道」と刻まれた大きな石が置かれています。
縦にひびが入っていますね。
その隣には、手水場。
透き通るような水が印象的だったので写真を撮っておきました。
手水場の前には有名人の絵馬が展示されています。
知っている方の者やあまりなじみのない方のものまで、いろいろとありましたよ。
久志塚
安井金比羅宮と言えば、下の写真に写っている縁切り縁結び碑が有名です。
前からくぐれば悪縁を切ることができ、後ろからくぐれば良縁に恵まれると伝えられています。
私が訪れた時は、たくさんの若い女性参拝者が、この碑を見ており、1名の方が前からくぐっているところでした。
拝殿でも順番待ちで女性の方たちがお参りをしていました。
安井金比羅宮は、本殿の前まで行かずに拝殿でお参りをするようになっています。
拝殿の脇には、参拝者たちが願いを込めた絵馬がずらり。
皆さん、良縁に恵まれると良いですね。
境内の北側には、久志塚(くしづか)があります。
安井金比羅宮では、毎年9月に櫛まつりが行われます。
始まりは、昭和36年(1961年)のことで、吉川観方氏と美容家の南ちゑ氏によって始められました。
久志塚は、その翌年に造られたものです。
櫛まつりは、各時代の装束を着て、かつらを使わずに地毛でその時代の髪に結い上げた女性が祇園界隈を練り歩きます。
私は、櫛まつりを実際に見たことがないのですが、「gottuan’s room」さんの櫛まつり 安井金比羅宮の記事の写真を見ると、とても華やかですね。
機会があれば、私も櫛まつりを見に行きたいですね。
ちなみに上の久志塚の写真の左端に写っている像は、吉川観方氏です。
昭和54年に櫛まつりに協力した功績をたたえて、安置したものだそうです。
こういった像や塚が造られることで、伝統が受け継がれていくんでしょうね。
なお、安井金比羅宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。