毎年、9月下旬から10月上旬にかけて、京都市下京区の梅小路公園の朱雀の庭で、「藤袴と和の花展」が開催されます。
朱雀の庭で見ることができるフジバカマは、園芸品種ではなく原種のものです。
原種のフジバカマを見る機会は、あまりないので、10月上旬に梅小路公園に行ってきました。
秋の花がたくさん
梅小路公園は、京都駅から西に15分程度歩くと到着します。
「藤袴と和の花展」が行われている朱雀の庭は、公園の西側にあります。
拝観料は200円で、券売機で購入した券を駅にあるような改札機に入れて、庭園内に入場します。

朱雀の庭入口
朱雀の庭に入ると、たくさんの秋の花が植木鉢の中で咲いていました。
薄ピンク色の花を付けたキブネギク。

キブネギク
黄色い花が目立つオグルマ。

オグルマ
フジバカマに似た花を咲かせるベンケイソウ。

ベンケイソウ
花の香りに誘われて蝶がやってきました。

蝶
ちなみにこの時期は、アサギマダラという蝶がフジバカマの蜜を吸いに朱雀の庭にやってきます。
この日は、アサギマダラを1匹見たのですが、残念ながら写真を撮ることはできませんでした。
下の写真に写っているのはセイヨウフジバカマです。

セイヨウフジバカマ
花がフワフワとしていますね。色は、日本のフジバカマよりも、青みがかっています。
朱雀の庭の東には、いのちの森があります。

いのちの森
狭い森なのですが、中に入ると、ちょっとした森林浴を楽しめます。
植物に囲まれていると、心身ともにリフレッシュされていくような感覚がありますね。
ネコも秋の花を見に来たようです。

ネコ
池に映るフジバカマ
主役のフジバカマは、庭の西に配された池にたくさん植えられています。
その池の周囲には、真っ赤なヒガンバナも咲いていましたよ。

ヒガンバナ
地面からウインナーが成っていると思ったら、コガマという植物でした。
思わず食べたくなりますね。

コガマ
そして、フジバカマがたくさん展示された池へ。

フジバカマ
どの鉢も、フジバカマが薄紫色の花を咲かせています。
近づいて、フジバカマの花を撮影。

フジバカマのアップ
綿のように柔らかそうな花です。
池のほとりでは、ススキが見ごろを迎えていました。

ススキ
ススキを見ると、秋の深まりを感じます。
しばし、ベンチに座ってフジバカマを観賞した後、朱雀の庭から出ました。

フジバカマと池
晴れた日は、池の水が鏡のようになり、水面にフジバカマの花が映りこみます。
水面に映ったフジバカマを見れるのも、朱雀の庭の特徴ですね。