賀茂川に架かる出雲路橋(いずもじばし)では、北と東にそびえる山々を眺めることができます。
この辺りには、背の高いビルやマンションがほとんどないので、とても見晴らしが良いですね。
夏が過ぎ、そろそろ秋の気配を感じ始めた9月中旬に出雲路橋に立ち寄ってみたところ、サルスベリが見ごろを保っていたので、少しばかり観賞することにしました。
青空に映えるサルスベリ
出雲路橋は、京都市の上京区、北区、左京区の境界線付近にあります。
下鴨神社から西に5分ほど歩いた辺りですね。
その出雲路橋の西側に赤い花を咲かせたサルスベリがありました。
青空を背景に赤い花がきれいに咲いています。
こちらのサルスベリは、赤色と薄紫色の花が咲いています。
やはり、サルスベリは見上げるのがきれいですね。
夏の花なので、青空がよく似合います。
とは言え、9月中旬ともなると、空模様は夏から秋へと移りつつあります。
夏の空は、もっと雲がモクモクとしているのですが、この日はやや薄い感じでした。
夏と秋の中間のような空というのでしょうか、気温は高くても日差しが弱く感じますね。
賀茂川に映る空もとても爽やかです。
川の流れを見ていると、ほとりに背の低いサルスベリがあるのに気づきました。
小さい木なのに赤色と薄紫色の花がたくさん咲いています。
今後、生長して背の高い木になるのでしょうか、それとも人の手を加えてこのままの大きさを維持していくのでしょうか。
大文字山と比叡山
それにしても出雲路橋付近からの京都の山々の眺めは爽快です。
橋越しに大文字山が見えます。
出雲路橋からだと大文字山は南東に位置するため、太陽の光でややかすんだように見えます。
東には、比叡山が雄大にそびえています。
ここからの比叡山の眺めは、てっぺんを中心に左右対照に見えます。
まさに都の富士ですね。
都の富士と言えば、円通寺からの比叡山の眺めが見事です。
比叡山が迫ってくるようで、とても雄大に見えますよ。ただ写真にするとその迫力がわかりにくいんですけどね。
出雲路橋近くでは、学生たちが何やら集会を開いていました。文化祭の出し物について話し合っていたのでしょうか。
すがすがしい景色を眺めながらだと、会議がはかどりそうですね。
たまたま通りかかった出雲路橋で、きれいなサルスベリを観賞できたのは幸運でした。