9月中旬。
京都ではそろそろ萩が咲き始めるころです。
萩と言えば、「萩の寺」と呼ばれる京都市左京区の常林寺が有名です。
境内を埋め尽くす萩はどうなっているのでしょうか。
まだ緑色が目立つ萩
常林寺は、京阪電車の出町柳駅を出てすぐの場所に建っています。
入口の山門の間からたくさんの萩が見えます。
よく育った萩が、塀から顔をのぞかせていました。
枝の所々に赤い花が咲いています。
山門をくぐった左側に地蔵堂が建っており、その前に鬱蒼と萩が生い茂っています。
こちらの萩は、まずまず花が咲いています。
いつもここは咲くのが早いですね。
地蔵堂には、世継子育地蔵尊が祀られています。
このお地蔵さんは、古くから若狭街道の京都の出入り口に祀られていたことから、街道を往来する人々に親しまれてきたそうです。
常林寺は、境内全体に萩が植えられています。
しかし、訪れた日が少し早かったようで、萩は全体的に咲きはじめといった感じでした。
特に参道の左側は、まだまだ緑色の葉が目立つ状態でした。
見ごろは、まだ1週間くらい先のようですね。
参道の右側に植えられている萩は、左側よりも比較的多くの花を付けていました。
一番多く咲いている部分を撮影したので、かなり咲いているように見えますが、実際に見ると3分咲き程度といった感じです。
花は、赤い色ばかりでしたが、白い花もあります。
ただ、白い花はほとんど咲いていなかったので、撮影したのは、赤い花ばかりとなりました。
常林寺は、あまり大きなお寺ではなく、それほど有名ではないのですが、萩が咲くころになると、写真愛好家の方をよく見かけます。
こういった方たちの間では、よく知られたお寺なんでしょうね。
あと、道行く人たちが、ちらっと山門から境内を覗いて萩が咲いているのに気づき、お参りをする姿もよく見ます。
外からでも境内が萩で埋め尽くされているのがわかりますからね。中に入ってじっくりと見たくなる気持ちはよくわかります。
常林寺で萩を観賞した時間は10分程度でしたが、秋の訪れを感じることができましたよ。
なお、常林寺では、9月15日頃に萩供養が行われます。当日はバザーもあるそうですよ。萩供養の模様は、「京都得々旅行情報」さんの常林寺の萩供養(2009.9.13)の記事で紹介されていますので、ご覧になってください。
また、常林寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。