咲き始めた常林寺の萩・2012年

9月中旬。

京都ではそろそろ萩が咲き始めるころです。

萩と言えば、「萩の寺」と呼ばれる京都市左京区の常林寺が有名です。

境内を埋め尽くす萩はどうなっているのでしょうか。

まだ緑色が目立つ萩

常林寺は、京阪電車の出町柳駅を出てすぐの場所に建っています。

入口

入口

入口の山門の間からたくさんの萩が見えます。

よく育った萩が、塀から顔をのぞかせていました。

塀から顔を出す萩

塀から顔を出す萩

枝の所々に赤い花が咲いています。

山門をくぐった左側に地蔵堂が建っており、その前に鬱蒼と萩が生い茂っています。

地蔵堂前の萩

地蔵堂前の萩

こちらの萩は、まずまず花が咲いています。

いつもここは咲くのが早いですね。

地蔵堂には、世継子育地蔵尊が祀られています。

地蔵堂

地蔵堂

このお地蔵さんは、古くから若狭街道の京都の出入り口に祀られていたことから、街道を往来する人々に親しまれてきたそうです。

常林寺は、境内全体に萩が植えられています。

しかし、訪れた日が少し早かったようで、萩は全体的に咲きはじめといった感じでした。

全体的に咲きはじめ

全体的に咲きはじめ

特に参道の左側は、まだまだ緑色の葉が目立つ状態でした。

見ごろは、まだ1週間くらい先のようですね。

参道の右側に植えられている萩は、左側よりも比較的多くの花を付けていました。

参道右側の萩

参道右側の萩

一番多く咲いている部分を撮影したので、かなり咲いているように見えますが、実際に見ると3分咲き程度といった感じです。

花は、赤い色ばかりでしたが、白い花もあります。

ただ、白い花はほとんど咲いていなかったので、撮影したのは、赤い花ばかりとなりました。

近くで見た萩の花

近くで見た萩の花

常林寺は、あまり大きなお寺ではなく、それほど有名ではないのですが、萩が咲くころになると、写真愛好家の方をよく見かけます。

こういった方たちの間では、よく知られたお寺なんでしょうね。

あと、道行く人たちが、ちらっと山門から境内を覗いて萩が咲いているのに気づき、お参りをする姿もよく見ます。

外からでも境内が萩で埋め尽くされているのがわかりますからね。中に入ってじっくりと見たくなる気持ちはよくわかります。

常林寺で萩を観賞した時間は10分程度でしたが、秋の訪れを感じることができましたよ。

なお、常林寺では、9月15日頃に萩供養が行われます。当日はバザーもあるそうですよ。萩供養の模様は、「京都得々旅行情報」さんの常林寺の萩供養(2009.9.13)の記事で紹介されていますので、ご覧になってください。

また、常林寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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