2月も下旬になると、そろそろ京都では梅が咲きはじめ、場所によっては見ごろに近づいているところもあります。
ただ、拝観料が必要となる梅の名所に行って、まだほとんど咲いていない状態だと、もったいないですよね。
梅の開花状況を知るなら、拝観料が必要ない京都御苑の梅林に訪れるのが一番。
ということで、2月20日に京都御苑に梅の開花状況を調べに行ってきました。
ほとんど枝だけの状態
京都御苑の梅林に到着してみると、梅の花らしきものは1輪も咲いていません。
どの梅も枝だけの状態です。
梅の木に近づき枝を見ると、つぼみが膨らみ始めていたので、そろそろ開花するのでしょう。
それにしても2月下旬なのにこの状態とは、2012年の梅はいつもよりも開花が遅れているようですね。
梅林の西側に来ると、赤い花を付けた紅梅がありました。
そう言えば、この紅梅はいつも早目に花を咲かせていますね。
しかし、今年は、まだ1分咲き程度で、やっと枝が赤く見えるようになったところです。
下の写真は、近くに寄って見た紅梅です。
つぼみ20個に対して花が1輪咲いているといった状態です。
これでは、1分咲きとも言えませんね。
さらに梅林の中を歩いていると、白い花を咲かせた梅の木がありました。
下の写真がそれですが、よくわかりませんね。枝だけにしか見えません。
でも、近くに寄ると、小さな白い花が咲いているのがわかります。
この日、一番咲いていたのは、梅林の南側に植えられている紅梅でした。
3分咲きといったところでしょうか。遠くからでも、赤い花が咲いているのがわかりました。
枝には、咲き始めたばかりの花が多かったのですが、開ききった花もそこそこありました。
2月20日時点での梅林の状況は、全体的につぼみといった感じでした。
梅林全体の梅に花が咲き始めるのは、2月末くらいでしょう。
この状態だと見ごろを迎えるのは、3月上旬になりそうですが、寒さが続くと、もっと遅くなるかもしれません。
梅林の南を歩いていると、人の胸ほどの高さのロウバイが数本植えられていました。
なんとも弱々しく見えますが、枝には黄色い花がいくつも咲いていました。
これらのロウバイが、人の背より高くなるのは、何年くらい先なのでしょうか。
毎年観察していこうと思っているのですが、果たして来年も覚えているかどうか不安です。
なお、京都御所の詳細については以下のページを参考にしてみてください。