2011年06月一覧

夏越の祓え2011年・石清水八幡宮

毎年、6月30日になると京都の各神社では、夏越(なごし)の祓えが行われます。 夏越の祓えとは、半年間の罪やけがれを祓うため、茅の輪をくぐったり人形流しを行ったりする行事です。 もちろん私も半年間のけがれを祓うために八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)に訪れ、夏越の祓えに参加してきました。

7月2日頃に見頃を迎える両足院のハンゲショウ

夏至から数えて11日目の日を半夏生(はんげしょう)といいます。 毎年7月2日頃が半夏生になりますね。 この半夏生の前後に見頃を迎えるのがハンゲショウという植物です。 京都では、建仁寺の境内に建つ両足院(りょうそくいん)で観賞することができます。 と言うことで、ハンゲショウが見頃に近付いた6月末に両足院に訪れてきました。

思わず笑ってしまう乃木神社のご利益

京都市伏見区に乃木神社という神社が建っています。 乃木神社は、大正時代に創建された比較的新しい神社で、明治時代の軍人の乃木希典(のぎまれすけ)を祭神として祀っています。 明治時代の軍人を祀っていると聞くと、非常に固そうな雰囲気がありますが、境内に入ると、これがなかなか面白いことになっています。

都を守る4つの大将軍社

平安京は、現在の二条城付近に造営されました。 この地が選ばれたのは、北に山、東に川、西に道、南に湖がある四神相応(しじんそうおう)の地だったからです。 四神とは、四方を守る神のことで、北は玄武、東は青龍、西は白虎、南は朱雀という神がそれぞれの方角の守護神とされています。 これを平安京に当てはめると、北は船岡山、東は鴨川、西は山陰道、南は巨椋池(おぐらいけ)となります。 このように平安京は、四神に守られた縁起の良い場所だったのです。 さらに桓武天皇は、平安遷都の際、奈良春日大社から方位を司る大将軍という神を勧請(かんじょう)し、都を守る方除の神として四方に祀りました...

2つの紫陽花苑がある藤森神社

京都市伏見区にある藤森神社(ふじのもりじんじゃ)は、6月になると境内のアジサイ苑を拝観することができます。 藤森神社と言えば、競馬の必勝祈願で有名な神社なので、絵馬を見ていると多くの競馬ファンの方が参拝に訪れているようです。 ところが、梅雨時は、競馬ファンの方だけでなく、アジサイを見に訪れる観光客の方で境内は賑わいます。 私も6月下旬に藤森神社にアジサイを観賞してきたので、今回はその模様をお伝えします。

涌泉寺と七面祠

地下鉄松ヶ崎駅から北東に10分ほど歩いた辺りに涌泉寺(ゆうせんじ)というお寺が建っています。 もともとここは、本涌寺(ほんにゅうじ)というお寺だったのですが、大正7年(1918年)に妙泉寺というお寺と合併し、現在の涌泉寺になりました。

毘沙門堂の参拝後に訪れておきたい双林院

京都市山科区に毘沙門堂というお寺が建っています。 山科区では、結構有名なお寺で、観光名所としても人気があります。 その毘沙門堂から少し西に行くと、双林院という毘沙門堂の子院が建っています。 毘沙門堂に参拝したら、双林院にも訪れておきたいところですが、その存在を知らない方が多いのか、毘沙門堂と比較して参拝者が少なめです。 そこで、今回の記事では、毘沙門堂に参拝したことはあるけど、双林院に訪れるのを忘れていたとか、そもそも知らなかったという方のために当院を簡単に紹介しておきます。

幕末維新に2度命を助かった西園寺公望

近代の政治家の中には、幕末維新の動乱をくぐりぬけてきた人物がたくさんいます。 西郷隆盛や大久保利通など、明治時代前期の政治家が、その典型ですね。 明治維新から約70年経った昭和15年(1940年)。 すでに幕末は、歴史の世界となりつつあった時代に西園寺公望(さいおんじきんもち)が亡くなりました。 西園寺公望は、明治時代後期の総理大臣で、最後の元老となった比較的現代に近い近代の政治家といったイメージがあります。 ところが、意外に思えるかもしれませんが、彼も幕末維新の動乱をくぐりぬけてきた政治家の一人だったのです。

右京区にある2つの人工の池

京都市右京区には、2つの大きな池があります。 ひとつは大覚寺にある大沢池(おおさわのいけ)で、もうひとつは、そこから1kmほど東にある広沢池(ひろさわのいけ)です。 どちらも自然にできた池だと、当初は思っていましたが、実は人工的に造った池だということを知りました。