京都に観光や旅行でお越しになる方の中には、新撰組所縁の地を訪ずれることを目的とされている方も多いのではないでしょうか。
そういった方にとって欠かすことができない新撰組所縁の地は、壬生の八木邸と壬生寺内にある壬生塚でしょう。
近藤勇の胸像など新撰組が盛りだくさん
壬生寺内にある壬生塚は、入場料100円を納めれば、誰でも入ることができます。
壬生塚は、それほど広くはないのですが、新撰組にまつわるものがたくさんあります。
まず、壬生塚の奥の方には、新撰組局長の近藤勇(こんどういさみ)の胸像が置かれています。
この胸像は、昭和46年(1971年)に俳優の故・上田吉次郎氏が発起人となって建立されたものです。また、胸像の左横の塔には、近藤勇の遺髪塔も建てられています。
壬生塚に入って正面の辺りには、「ああ新撰組」の歌碑があります。お金を入れると歌が聴けるそうなので、興味のある方はどうぞ。
近藤勇の胸像の右手前には、新選組隊士慰霊塔があります。
この慰霊塔は、平成17年(2005年)に京都で活動している新選組同好会が結成30年を記念して建立したものです。
新撰組隊士の諸精霊を慰霊供養するために建てられました。
同じく新選組同好会が平成7年に結成20周年を記念して建立したのが、新選組顕彰碑です。
顕彰碑の裏には、新撰組の規律である局中法度が刻まれています。
なお、壬生塚に祀られている新撰組隊士は以下の通りです。
- 近藤勇
- 芹沢鴨
- 平山五郎
- 河合耆三郎
- 阿比原栄三郎
- 田中伊織
- 野口健司
- 奥沢栄助
- 安藤早太郎
- 新田革左右衛門
- 葛山武八郎
新撰組の主力メンバーは、近藤勇だけですね。
新撰組の他にも壬生塚には、いろいろと観るものがあります。
例えば、かつて壬生寺の参道にたてられていた百度石や柿本人麻呂の灰塚と伝えられる人丸塚など。
せっかくなので、新撰組以外のものもじっくりと観ておくのもいいのではないでしょうか。
また、壬生寺に訪れた際は、一緒に八木邸も拝観しておくといいと思います。
八木邸は、新撰組最初の屯所であり、結成の地でもあります。
拝観料が1,000円と高めなのですが、詳しく解説をしていただけます。また、拝観後は、抹茶とお茶菓子もいただけますので、新撰組に興味のある方にとっては、満足できる内容だと思います。
八木邸に付いては、下記の記事をご覧になってください。
なお、壬生寺の詳細については、下記ページを参考にしてみてください。