お正月になると、どうしても普段よりお酒の量が増えてしまいますよね。
二日酔いで初出勤とならないように飲みすぎには注意したいものです。
そうは言っても、ついつい飲んでしまうのが人の性というもの。
そこで、今回はお正月に飲みすぎてしまったという方のために、お酒の神様の松尾大社(まつのおたいしゃ)を紹介したいと思います。
松尾大社の大鳥居
松尾大社は、京都市西京区に建っています。
最寄駅は阪急松尾駅で、駅を出るとすぐにわかります。
なぜなら、鳥居がすごく大きいから。
これを見逃す人はいないでしょう。
大鳥居をくぐると松尾大社の境内なのですが、まだ道路の延長と考えた方がいいですね。
道路をしばらく歩くと下の写真の鳥居が見えてきます。
この鳥居の先が、よくある神社の境内といった感じです。
創建は平安遷都以前
ここで、松尾大社の創建について簡単に紹介しておきます。
松尾大社は、平安遷都よりも100年近く前の大宝元年(701年)に創建されたと伝わっています。
京都の中でも、かなり古い部類に属する神社と言えます。
そして、平安遷都後は、王城鎮護の社として、東の賀茂社(上賀茂神社と下鴨神社)と西の松尾社と並び称されるようになりました。
松尾大社の詳細については、下のページを参考にしてみてください。
お酒が腐らない湧水
松尾大社がお酒の神様として信仰されている理由は、境内にある亀の井と呼ばれる霊泉にあります。
この亀の井の水をお酒の醸造の際に混ぜるとお酒が腐らないと伝えられています。
その言い伝えから、全国の酒造業者の信仰が厚く、酒樽が松尾大社にたくさん奉納されています。酒樽の数はちょうど100あるそうです。
酒造業者の方にとっては、松尾大社は商売繁盛の神様なのですね。
松尾大社のご利益は、お酒に関係するすべてのものとされています。
そのため、酒造業者の方だけでなく、禁酒祈願に訪れる方も多いようです。
お酒に関係するすべてにご利益があるということは、二日酔いにもご利益があるかもしれません。
初出勤の前に参拝すると、体からお酒がすっきりと抜けそうですね。
また、松尾大社と言えば、お酒だけでなく巨大絵馬も有名です。
今年は寅年ということもあって、寅の巨大絵馬が境内にあります。
毎年、12月には来年の干支にちなんだ絵馬が飾られるようなので、年賀状用に写真を撮っておくのもいいですね。
松尾大社の巨大絵馬の写真が「はーとの木の下で」さんの松尾大社の干支 寅の大絵馬の記事に掲載されているのでご覧になってみてください。