5月末に京都市左京区の檀王法林寺に参拝した後、北に約5分歩き、頂妙寺を訪れました。
頂妙寺は、境内に立派なイチョウが植えられており、秋に黄葉するととてもきれいです。
また、今の時期は、数は少ないですが、本堂の裏でサツキが咲きます。
見ごろを終えようとするサツキ
頂妙寺は、地下鉄の三条京阪駅、または、京阪電車の三条駅から川端通を北に約5分歩き、仁王門通を東に曲がって少し歩いたところにあります。
頂妙寺の山門の前に到着。
山門をくぐった先にも、仁王門が建っています。
仁王門通の由来は、この頂妙寺の仁王門なんですよね。
仁王門をくぐります。
その向こうには、立派な本堂が建ち、その左右には背が高いイチョウが植えられています。
イチョウの前には、日蓮聖人の像。
頂妙寺の創建は、文明5年(1473年)ですから、500年以上の歴史があります。
当初は、四条柳馬場にありましたが、天文法華の乱(1536年)や安土宗論に敗れたことなどで移転を繰り返し、現在地に定まったのは延宝元年(1673年)のことです。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
そして、本堂の裏へ。
サツキは、咲いてましたが、そろそろ見ごろを終えようとしていました。
しおれている花が目立ちます。
今年の京都は、サツキの終わりが例年より早いですね。
本堂の東に建つ大黒天を祀るお堂。
お堂には、大正10年(1911年)11月に奉納された大黒さまの扁額がかかっています。
大黒さまは、福をもたらしてくれる神さまですが、扁額には以下のように記されています。
こい願う宝より まづむらきもの 心の宝 みがけ世の人
本当に大切な物は、財宝ではなく、人の心だということですね。
頂妙寺では、甲子(きのえね)の日の午後2時に大黒天祭の法要を行っています。
2023年の甲子は、1月6日、3月7日、5月6日、7月5日、9月3日、11月2日です。
今年の大黒天祭は、残り3回ですね。
頂妙寺には、境内にネコがいるのですが、この日は来た時から見かけませんでした。
どこかにいるのかなと思い探していると、山門わきの手水舎付近に3匹仲良く座っていました。
頂妙寺には、他にもネコがいますよ。
何匹いるのかわかりませんが、黒ネコが多いですね。
親子で頂妙寺に住んでいるようです。
頂妙寺のサツキは終わりが近づいていました。
京都は5月中に梅雨に入っているので、これから雨の日が多くなりそうです。
この後は、寂光寺にサツキを見に行きます。
なお、頂妙寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。