頂妙寺のサツキが終わりに近づく・2023年

5月末に京都市左京区の檀王法林寺に参拝した後、北に約5分歩き、頂妙寺を訪れました。

頂妙寺は、境内に立派なイチョウが植えられており、秋に黄葉するととてもきれいです。

また、今の時期は、数は少ないですが、本堂の裏でサツキが咲きます。

見ごろを終えようとするサツキ

頂妙寺は、地下鉄の三条京阪駅、または、京阪電車の三条駅から川端通を北に約5分歩き、仁王門通を東に曲がって少し歩いたところにあります。

頂妙寺の山門の前に到着。

山門

山門

山門をくぐった先にも、仁王門が建っています。

仁王門

仁王門

仁王門通の由来は、この頂妙寺の仁王門なんですよね。

仁王門をくぐります。

その向こうには、立派な本堂が建ち、その左右には背が高いイチョウが植えられています。

本堂

本堂

イチョウの前には、日蓮聖人の像。

日蓮聖人とイチョウ

日蓮聖人とイチョウ

頂妙寺の創建は、文明5年(1473年)ですから、500年以上の歴史があります。

当初は、四条柳馬場にありましたが、天文法華の乱(1536年)や安土宗論に敗れたことなどで移転を繰り返し、現在地に定まったのは延宝元年(1673年)のことです。

それでは、本堂にお参りをしましょう。

そして、本堂の裏へ。

サツキは、咲いてましたが、そろそろ見ごろを終えようとしていました。

本堂裏のサツキ

本堂裏のサツキ

しおれている花が目立ちます。

玄関付近のサツキ

玄関付近のサツキ

今年の京都は、サツキの終わりが例年より早いですね。

終わりかけのサツキ

終わりかけのサツキ

本堂の東に建つ大黒天を祀るお堂。

大黒天を祀るお堂

大黒天を祀るお堂

お堂には、大正10年(1911年)11月に奉納された大黒さまの扁額がかかっています。

大黒天の扁額

大黒天の扁額

大黒さまは、福をもたらしてくれる神さまですが、扁額には以下のように記されています。

こい願う宝より まづむらきもの 心の宝 みがけ世の人

本当に大切な物は、財宝ではなく、人の心だということですね。

頂妙寺では、甲子(きのえね)の日の午後2時に大黒天祭の法要を行っています。

2023年の甲子は、1月6日、3月7日、5月6日、7月5日、9月3日、11月2日です。

今年の大黒天祭は、残り3回ですね。

頂妙寺には、境内にネコがいるのですが、この日は来た時から見かけませんでした。

どこかにいるのかなと思い探していると、山門わきの手水舎付近に3匹仲良く座っていました。

ネコたち

ネコたち

頂妙寺には、他にもネコがいますよ。

何匹いるのかわかりませんが、黒ネコが多いですね。

親子で頂妙寺に住んでいるようです。

頂妙寺のサツキは終わりが近づいていました。

京都は5月中に梅雨に入っているので、これから雨の日が多くなりそうです。

この後は、寂光寺にサツキを見に行きます。

なお、頂妙寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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