5月中旬に京都市伏見区の与杼神社に参拝した後、南に約3分歩き淀水路を訪れました。
淀水路には、たくさんの河津桜が植えられており、3月になると大勢の観光客が満開になった姿を見にやって来ますが、花が咲いていない時期には、地元の人以外は見かけることはないですね。
満開の河津桜を見に来てから2ヶ月ぶりの淀水路です。
緑色の河津桜の並木
淀水路には、京阪電車の淀駅から南に約5分歩くと到着します。
淀水路の西側の入り口にやって来ました。
河津桜は、すっかり緑色。
新緑から、そろそろ深い緑色に変わろうとしています。
水路沿いを東に向かって歩きましょう。
足元では、初夏の草花が咲いていますね。
こちらは、薄いピンク色の花を咲かせたヒルザキツキミソウです。
初夏の淀水路沿いは、草が繁茂し、その高さが人の背丈に迫ろうとしていました。
3月は、足元に草が生えているだけだったのですが、植物の生長の早さには驚かされます。
そのうち刈り取られ、すっきりするでしょうね。
水路沿いには、シャリンバイもちらほらと咲いていましたよ。
シャリンバイは、歩道脇などによく植えられており、初夏に白色の花を見かけますね。
小さなピンク色の花を咲かせているのはユウゲショウ。
パンジーもたくさん咲いていました。
パンジーは、地元の方が植えて育てているように見えます。
ビオラとも呼ばれるパンジーは、早春から初秋まで長い期間見ることができます。
3月は、あれだけ多くの花見客で賑わっていた淀水路ですが、ほぼ無人の状態です。
この日は曇り空でしたが、晴れていれば、河津桜の新緑がさわやかに見えたことでしょう。
草むらの中では、ヒメジョオンが円形の白色の花をたくさん咲かせていました。
ヒメジョオンは、ハルジオンとよく似ていて見分けがつきにくいです。
つぼみが上向きについていればヒメジョオン、下向きならハルジオンと覚えるのが一番簡単ですね。
葉に注目すると、基部が細くなっているのがヒメジョオン、葉が茎に抱き着くようについているのがハルジオンです。
開花時期は、ハルジオンの方が早いですが、5月から6月にかけては両方の花が咲いているので、季節で見分けるのは難しいですね。
淀水路を東に歩いていけばいくほど、草ぼうぼうになっていきます。
河津桜は、まだまだ東に多く植えられていますが、この辺りで引き返すことに。
水路に伸びた河津桜の新緑。
花が咲いていたのは、つい最近のように思えますが、季節が過ぎるのは速いですね。
淀水路は、3月に訪れるのが最もおすすめですが、初夏の河津桜の新緑を見るのも良いものです。
機会があれば、初夏の淀水路沿いを歩いてください。