前回の記事で、城陽市の青谷梅林の梅の状況をお伝えしました。
青谷梅林に訪れる途中、中天満神社と龍福寺にも参拝してきたので、今回の記事ではその模様をお伝えしたいと思います。
周辺に古墳がある中天満神社
中天満神社は、JR山城青谷駅から東に10分ほど歩くと到着します。
社名に天満と名がつくことから、菅原道真を祀っているのだろうと想像していたら、案の定そのとおりでした。
中天満神社の創建年代はよくわかっていないのですが、江戸時代初期には存在していたようです。
山を背にした境内には、本殿や社務所などいくつかの建物が建っています。
もちろん天満宮おなじみの牛もいます。
そして、菅原道真と言えば梅。
境内には、まだ背の低い梅の木が花を付けていました。
中天満神社がある辺りは、梅林がたくさんあるので、特に中天満神社に梅を見に行く必要はないと思いますが、しかし、天満宮に梅が植えられていないと少し残念に感じますよね。
本殿は、境内の中で一番高いところに建っています。
石段を上り、本殿にお参り。
本殿へと続く石段の右側には展示室のようなものがあり、そこには、慶応3年(1867年)に行われた「おかげ踊り」の模様が描かれた絵馬などがあります。
中に入ることはできませんが、ガラス越しにどのようなものなのかを見ることはできます。
また、中天満神社の周辺は、黒土古墳群と呼ばれる10基の古墳群があります。
古墳群の中でも1号墳は、直径26メートル、高さ5メートルと大規模で、横穴式石室の埋葬部も設けられているそうです。
黒土古墳群については、解説が書かれた看板はいくつかあったのですが、実際に見ることができるのかどうかはわかりませんでした。
境内に葉ボタンが植えられた龍福寺
中天満神社にお参りした後は、南側に建つ龍福寺へ。
龍福寺も中天満神社とほぼ同じ時期に創建されました。
境内には、葉ボタンがきれいに植えられています。
白と紫の葉ボタンの近くには、味のある狸の像も置かれています。
龍福寺は、何度か火災で焼失しています。
最近だと大正12年(1923年)に火災に遭っています。
その火災の後、再び火事を出さないようにと建てられたのが、豊川稲荷神社です。
豊川稲荷神社は、境内の西の端にあり、その社は非常に小さなものです。
商売繁盛、家運隆盛のご利益があるそうです。
城陽市の青谷梅林に梅を見に行く際は、通り道に建っている中天満神社と龍福寺にもお参りに寄ってみてください。