7月末。
京都市東山区に建つ東福寺に参拝しました。
東福寺と言えば、秋の紅葉が有名です。
そのため、秋にはたくさんの観光客や旅行者の方で境内が大混雑するのですが、それ以外の季節に参拝する人は少な目です。
特に夏は暑いことから、境内の人はまばらになります。
三門とハス
東福寺の最寄り駅は、JR、京阪電車ともに東福寺駅です。
駅から南東に5分ほど歩けば東福寺の入り口に到着します。
でも、私は東福寺に参拝するときは、京阪電車の鳥羽街道駅で下車し、そこから約10分ほど歩き南側の六波羅門から境内に入ります。
六波羅門から入ると、三門と仏殿を同時に眺めることができるんですよね。
東福寺に参拝した時は、この景色を見ておきたいところです。
その三門の南側には、思遠池(しおんち)という池があり、夏になるとハスがたくさんの花を咲かせます。
思遠池の西側にやってきました。
予想どおり、真っ白のハスの花がたくさん咲いていました。
思遠池のハスの花は、どれも大きいですね。
思遠池の南側からは、ハスと三門を同時に眺められます。
この景色も見事であります。
東福寺の三門は、国宝に指定されています。
三門は、空門、無想門、無作門(むさもん)の三解脱門の略で、涅槃に達するために通らなければならない門とされています。
大屋根の4隅には角柱がありますが、これは天正13年(1585年)に豊臣秀吉が三門の傷みを大修理した際に補足した柱で、通称「太閤柱」と呼ばれています。
それにしても、思遠池のハスは、どれも真っ白ですね。
花弁の先の方が薄紅色になっていますが、花が開き切ると白色に変わるのでしょうか。
思遠池のハスは、8月上旬までは、きれいに咲いてそうですよ。
夏の東福寺境内
ハスを見終えた後は、境内の散策です。
夏空の下、豪壮な三門と仏殿が並んで建っています。
それでは仏殿にお参りをしましょう。
仏殿の天井には龍が描かれているので、こちらも忘れずに見ておきたいですね。
通天橋の拝観受付近くにやってきました。
こちらの鉢にもハスが植えられていましたが、花は少な目です。
方丈庭園の拝観受付となっている庫裡(くり)の近くでは、赤色のハスの花が咲いていました。
この色の花が、最もハスらしく感じますね。
境内の北西へ。
臥雲橋を渡りながら、カエデがたくさん植えられている洗玉澗(せんぎょくかん)を眺めます。
夏は人が少ないので、立ち止まって見ることができます。
深い緑色の葉の中に、赤く色づきだしている葉も混ざっていましたよ。
なお、東福寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。