4月下旬。
京都市南区の六孫王神社(ろくそんのうじんじゃ)に参拝してきました。
六孫王神社は、知名度はそれほど高くありませんが、春の桜がきれいな神社です。
ソメイヨシノが見ごろを迎える4月上旬に参拝するのがおすすめなのですが、六孫王神社では遅咲きの桜も植えられているので、4月中旬から下旬に参拝しても桜を楽しむことができます。
満開の八重桜
六孫王神社には、近鉄電車の東寺駅から北西に10分ほど歩くと到着します。
京都駅からでも、西に約15分歩けば六孫王神社に行けます。
境内の北東に建つ鳥居の前にやってきました。
鳥居をくぐり石畳の参道をまっすぐに西に歩きます。
すでに参道わきのソメイヨシノは新緑に包まれていました。
でも、参道を本殿に向かってさらに進むと、八重桜が満開になっていましたよ。
まずは本殿にお参りをしましょう。
本殿の近くの藤棚では、早いもので藤の花が咲いていました。
それでは、満開の桜を観賞しましょう。
本殿の前に植えられている八重桜は、枝先までびっしりと花を咲かせています。
八重桜は花弁の数が多く、しかも、団子のように花が密集して咲くので、とてもボリューム感があります。
近くに寄って八重桜を観賞。
この八重桜は、二尊院普賢象(にそんいんふげんぞう)だと思われます。
通常の普賢象桜よりも花の色が濃い目で、花弁が多いのが特徴的です。
こちらの八重桜はなんという品種なのでしょうか。
真っ白な花と薄紅色の花を咲かせています。
八重桜が咲いている一帯を遠目で眺めます。
六孫王神社では、境内の様々な場所に桜が植えられているのですが、4月下旬に花を咲かせているのは、本殿前の八重桜だけでした。
再び八重桜に近づきます。
そして、八重桜の木の下から社務所を眺めます。
春の神社らしい風景ですね。
六孫王神社には、緑色の花を咲かせる御衣黄(ぎょいこう)も植えられています。
御衣黄は、緑色の花を咲かせる点で珍しい桜ですが、開花から時間が経つにつれて花の色が薄紅色に変化していく点も興味深いです。
すでに六孫王神社の御衣黄は、ほとんどの花が薄紅色になっていましたよ。
花が乾燥してきているようだったので、そろそろ見ごろを終えそうです。
この日は、晴天だったので見上げる桜もきれいでした。
すでに京都市内の桜がほとんど終わっている時期だったためか、六孫王神社に参拝しているのは私くらいでした。
時折、お参りにやってくる方もいたのですが、ほぼ無人の状態だったので静かに遅咲きの桜を眺めることができましたよ。
なお、六孫王神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。