1月中旬に京都市左京区の南禅寺に参拝した際に近くに建つ最勝院にもお参りに行きました。
最勝院は、あまり有名な寺院ではありませんが、南禅寺に訪れた観光客や旅行者の方がよく参拝しています。
とは言え、南禅寺に訪れる方は非常に多いですが、近くに最勝院があることに気付く方は少ないですね。
解けずに残る雪
最勝院は、南禅寺境内の南東にある水路閣をくぐって東に1分ほど歩いた辺りに建っています。
水路閣をくぐれば参道が見えるので、迷わないと思います。
ちなみに南禅寺の最寄り駅は地下鉄蹴上駅です。
駅からの所要時間は北に徒歩約5分です。
最勝院の参道の前にやってきました。
数日前に降った雪が、参道わきに残っています。
山門の屋根にも真っ白な雪が積もったまま。
空が晴れてきていたので、屋根に積もる雪が反射して眩しいです。
山門をくぐります。
境内にも雪がたくさん残っていました。
さすがに大雪から数日経っていたので、雪はほとんどないだろうと思ったのですが予想が外れました。
これだけ雪が残っているということは、最勝院の積雪量は結構多かったのでしょうね。
それでは本堂にお参りです。
本堂には、永観堂の住持であった駒大僧正を祀っています。
駒大僧正は秘密の法力により白馬にまたがって生身を天空にかくされたと伝えられています。
本堂の前に広がるコケの上にも雪が残っています。
コケの上の雪はかなり解けているものの、最勝院境内の空気はひんやりとしていて、雪が降った後のような肌寒さです。
身を寄せ合って寒さに耐えているタヌキ夫妻。
縁結びの松の下で、雪をしのいでいたようです。
境内全体を見渡すと、まだまだ雪が多く残っています。
本堂の屋根も真っ白です。
真っ白な雪の境内に置かれた大きな石が、まるで海面から顔をのぞかせている巨岩のようであります。
サツキの刈込の頭も真っ白。
肌寒さを感じる境内ですが、ナンテンの赤い実を見ていると、少し温かくなってきたように感じます。
でも、本堂の屋根に積もるたくさんの雪を見ると、やっぱり寒いですね。
境内の気温はどれくらいなのでしょうか。
たくさんの雪が残っているので、10度もないことはわかりますが、もしかしたら5度以下なのかもしれません。
それでは、雪残る最勝院境内から外に出ましょう。
出口の近くにある句碑の周りにも雪が積もっています。
句碑の後ろのマンリョウと一緒に見る雪にも情緒を感じますね。
なお、最勝院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。