京都市上京区に法輪寺というお寺があります。
JR円町駅から北に5分ほど歩くと到着します。
法輪寺という名前ではピンと来ない方が多いかもしれませんが、達磨寺というと「あのお寺のことか」と思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。
4月下旬に金閣寺に訪れた際、達磨寺にも立ち寄ったので、今回はその内容を紹介します。
8,000体以上の達磨が奉納されている達磨堂
法輪寺は、享保12年(1727年)に萬海和尚が創建したと伝えられています。
達磨寺の通称で親しまれていることから、もちろん達磨が有名なお寺です。
境内に入って奥に進むと達磨が奉納されている達磨堂が建っています。奉納された達磨の数は8,000体を越えるそうです。
その中でも特に有名なのが、三国一と言われている起き上がり達磨。
お寺の方に伺ったわけではないので、どれが三国一の起き上がり達磨なのかはわかりませんが、おそらく上の写真の正面にある達磨がそれではないでしょうか。
他の達磨と比べても大きさが違います。
なお、その他の達磨については、「永遠の破片」さんの京都・達磨寺(法輪寺)の記事で写真が掲載されていますので、ご覧になってください。
境内に咲く牡丹の花
達磨寺は、達磨の他にも夏に咲く芙蓉が有名ですが、4月下旬に訪れた時は、牡丹の花が咲いていました。
紫色と白色の牡丹が多かったですね。
紫色の花は上を向いて咲いていたのですが、白色の花は元気がないのか全体的に下向きに咲いていました。
下の写真の牡丹は、見てのとおり、紫色と白色のまだら模様です。右側の白い花は、光の加減で中心に近い部分がピンク色に見えますね。
入口付近の法輪寺と刻まれた石柱付近も紫色の牡丹の花がたくさん咲いていました。
牡丹は、それほど多く植えられていたわけではありませんが、境内の雰囲気に合っていたので、達磨と夏の芙蓉だけでなく、春の牡丹も法輪寺の名物になるかもしれませんね。
達磨寺は、境内は無料で入ることができますが、本堂と庭園へは拝観料300円が必要となります。
本堂には、等身金箔の寝釈迦木造や十六羅漢木造が安置されているそうです。
今回は、境内だけしか観ませんでしたが、他にも日本映画関係者を祀ったキネマ殿もあるようなので、次回訪れる時は、そちらの方も拝観したいと思います。
なお、達磨寺の詳細については、以下のページを参考にしてみてください。