7月24日に四条河原町を通過した祇園祭の後祭山鉾巡行の後に見た花傘巡行。
前半は、元気な子供神輿が次々と交差点を曲がっていきました。
後半は、花傘巡行の名にふさわしく、優雅な列が四条河原町の交差点に入ってきます。
色とりどりの花傘
いよいよ花傘の登場です。
ここからは、祇園祭の巡行というよりも、葵祭の巡行といった感じで、風情があります。
落ち着きのある婦人たちの後に続くのは久世六斎花傘。
コンチキチンと久世六斎保存会の祇園囃子も通過していきます。
織商花傘は、赤色と緑色が夏らしいですね。
そして、京都織物卸商業組合花傘娘の列が交差点に入ってきました。
暑い日だったのですが、着物を着ている女性たちは、とても涼しげに見えます。
花傘巡行で最も華やかだったのが、この列でしたよ。
次は、宮川町花傘です。
宮川町といえば、芸者さん。
沿道の観覧者の方たちの中にも、芸者さんを一目見ようと訪れた方が何人もいたようでしたよ。
芸者さんがいる場所には、必ず大きなカメラを持った人がたくさんいるのが、京都でのお約束。
もちろん、花傘巡行の時にも、多くのカメラマンの方たちが芸者さんを撮影していました。
続いて祇園甲部花傘。
こちらは、下側が青系統の色をしていて爽やかですね。
祇園甲部の芸者さんも、大変人気があります。
当然、祇園甲部の芸者さんも、たくさんのカメラマンの方たちに撮影されていました。
芸者さんたちが通過した後は、真っ白な男の子が登場。
この白い男の子の列は、鷺踊です。
頭には鷺の首から上が乗っかっていますね。
背中には、羽がたくさん生えています。
続いて万燈踊の列です。
こちらは、淡い桃色の着物を着た真っ白な女の子たちが、かわいらしく歩いていましたよ。
そして、最後は祇園囃子です。
紫色の藤の花がたくさん下がっていますね。
時期的には、藤の花は5月に咲くのですが、こうやって見ると、紫色の花は、夏らしさを感じさせます。
以上で、花傘巡行は終わりです。
花傘が通り過ぎた後の四条河原町の交差点は、一気に寂しくなりました。
いつもは、たくさんの車が行きかう交差点なのですが、花傘巡行直後はガラガラでした。
こういった光景は、普段、なかなか見れませんね。
2014年は、後祭が49年ぶりに復活した祇園祭でした。
きっと、今年の7月24日は歴史的な1日になるでしょうね。
祇園祭2014年目次
- 祇園祭前祭山鉾巡行―鶏鉾、木賊山、四条傘鉾・2014年
- 祇園祭前祭山鉾巡行―蟷螂山、月鉾・2014年
- 祇園祭前祭山鉾巡行―白楽天山、保昌山、郭巨山・2014年
- 祇園祭前祭山鉾巡行―放下鉾、岩戸山・2014年
- 祇園祭前祭山鉾巡行―船鉾・2014年
- 祇園祇園祭後祭山鉾巡行―橋弁慶山、北観音山・2014年祭
- 祇園祭後祭山鉾巡行―八幡山、浄妙山・2014年
- 祇園祭後祭山鉾巡行―鈴鹿山、南観音山・2014年
- 祇園祭後祭山鉾巡行―鯉山、役行者山・2014年
- 祇園祭後祭山鉾巡行―黒主山、大船鉾・2014年
- 四条河原町で観覧した花傘巡行の子供神輿・2014年
- 優雅に四条河原町を曲がっていく花傘巡行・2014年