京都市動物園では、ただ動物を見るだけでなく、動物たちと触れ合える場所があります。
園内の南にある「おとぎの国」では、ミニブタやヤギなどがたくさんいて、来園者はオリの中に入って実際に触ったりできます。
これはなかなか貴重な体験ですね。
スイスイ泳ぐペンギンたち
おとぎの国の入口にやってきました。
入口の近くにはペンギンのプールがあり、数十頭のペンギンがスイスイと泳ぎ回っています。
京都市動物園にいるペンギンはフンボルトペンギン。
南アフリカの太平洋沿岸に分布しています。
カタクチイワシなどの小魚を捕まえて食べるとのこと。
夜になると陸地で過ごすということなので、常に水の中で暮らしているわけではないんですね。
ペンギンの泳ぐスピードはとても速く、なかなか写真を撮ることができません。
何度も失敗しながら、上の写真の撮影に成功。
ミニブタ、ヤギ、テンジクネズミはお昼寝中
おとぎの国の中に入って最初に見たのは、ミニブタ。
ぐっすりと眠っていますね。
ブタと言えば、普段は食事でお世話になっています。
こうやって実際に見ると、食べるのがかわいそうになってきます。
でも、オリの前には、豚肉の部位を解説した絵が描かれていました。
このミニブタもやがて食べられてしまうのかと思ったのですが、どうやらミニブタは食用とはならないようです。
真っ白な2頭のヤギもお昼寝中。
ロバはずっと立ったまま。
体重は100kgから250kgほどで体高は約100cmとのこと。
サラブレットの体重が450kgほどなので、大きさは約半分といったところでしょうか。
ロバは暑さと乾燥に強いので、砂漠などの厳しい環境で利用されているそうです。
なかなかタフなんですね。
テーブルの下に固まって寝ている小さな動物はテンジクネズミ。
午前11時50分と午後1時20分にテンジクネズミの大行進が見れるそうですよ。
1匹だけ昼寝せずに動いているテンジクネズミがいました。
元気に動き回るレッサーパンダ
おとぎの国で大人気なのがシセンレッサーパンダです。
レッサーパンダの主食は竹やタケノコ。
オスとメスがいるそうですが、私が訪れた時は1頭だけしかいませんでした。
それにしてもレッサーパンダは元気いっぱいですね。
立ち止まることなく、走り回っています。
時には、得意の木登りも見せてくれますよ。
オリの前には、レッサーパンダをブログなどで紹介してくださいといったことが書かれていたので、しっかりと紹介しておきました。
2本足で立ち上がる姿を見ることはできませんでしたが、愛くるしい表情をしているので、これからもっと人気が出そうですね。
レッサーパンダを見ておとぎの国から出ようとすると、後ろから「こんにちは」と声をかけられました。
誰かなと思って振り返ると、真っ白なオウムが1羽。
どうやらこのオウムが話しかけてきたようです。
真っ白なオウムはキバタンという種類だそうです。
1974年生まれということですから、なかなかの長命です。
でも、キバタンの寿命は20年から40年程度で、長いものでは50年以上も生きるということなので、ここにいるキバタンだけが長生きということではないようです。
それでも約40年も生きているのですから、長寿なことには変わりありません。
コミュニケーション能力も高く、人の言葉も覚えるということなので、「こんにちは」くらいなら簡単に話せてしまうのかもしれませんね。
動物たちと触れ合えるおとぎの国には、たくさんの子供たちが来てほしいですね。
京都市動物園探検記目次
- 京都市動物園探検記・カモ類とネコ科の動物編
- 京都市動物園探検記・シカと鳥類舎編
- 京都市動物園探検記・霊長目編
- 京都市動物園探検記・フクロウとアジアゾウ編
- 京都市動物園探検記・熱帯動物館編
- 京都市動物園探検記・おとぎの国編
- 京都市動物園探検記・アフリカの草原編