阪急電車の西院駅から北に3分ほど歩いた辺りに西院春日神社(さいいんかすがじんじゃ)が建っています。
この神社は、初夏になると、境内の藤が見ごろを迎えるということなので、5月上旬に参拝してきました。
すでに見ごろを過ぎていた藤
西院春日神社の鳥居の前に到着。
空に浮かぶ雲が、真っ白でとても爽やかでした。
その雲に見とれてしまったせいで、鳥居が暗く写ってしまいました。
鳥居をくぐり参道を進むと、灯籠横のカエデの新緑が目に入ってきました。
ところどころ日に焼けたような感じで赤くなっていますね。
その近くに植えられていたツツジは、まだ咲き始めたばかりで、葉に混ざってちらほらと花が咲いている状態でした。
境内に入ったらまずは本殿にお参りです。
本殿の前は撮影禁止なので、境内全域を撮影することに。
西院春日神社は、平安時代に奈良の春日神社から分霊を勧請(かんじょう)したのが始まりです。
病気平癒、厄除、旅行交通安全のご利益があります。
お参りを済ませた後は、社務所前の藤を見ることに。
社務所の左前に植えられているのは、御賜之藤。
「おんし」と読むのか「ごし」と読むのか、はたまた違う読み方をするのかわかりませんが、この藤は、大正天皇の皇后である貞明皇后から賜ったもので、京都御所の庭園にある飛香舎の藤を分けてもらったものだとか。
残念なことに私が参拝した時には、すでに見ごろを過ぎていました。
隣の藤棚にあるのは六尺藤。
こちらも見ごろ過ぎでしたよ。
藤の花を撮影しようと思ったら、風が強くなり、そのおかげで、花がひらひらと散っていきます。
結局、きれいに咲いている藤は、下の写真に写っているものくらいしか残りませんでした。
5日ほど来るのが遅かったようですね。
社務所には、兜が飾られていましたよ。
子供の日が過ぎて間もないので、まだ飾っているんでしょうね。
境内を散策
藤を見た後は、境内を少しばかり散策。
境内の西に建つ神楽殿の前には、ベンチが置かれています。
ここは無線LANが使えるそうです。
ノートパソコンを持って来れば、ここでブログが更新できますね。
神楽殿の隣に建つ還来神社(もどろきじんじゃ)には、わらじがたくさんかかっています。
この神社は、旅行安全の神様を祀っています。
昔から旅行安全、帰還御礼にそれぞれわらじを奉納する習慣があり、今もこうやってわらじがかかっているんですね。
手水屋の近くには、カエルの背中に小さなカエルが2匹つかまっている一願蛙がいます。
「三かえるは身にかえるに通じ水をかけて御祈願ください」と書かれていたので、手水屋の水を3匹のカエルにかけて、ひとつだけ願い事をしておきました。
一願蛙の頭上では、鯉のぼりが風に吹かれて優雅に泳いでいましたよ。
西院春日神社には、他にも興味深いものがいくつもあります。
その内容は、以下の過去記事でも紹介していますので、ご覧になってください。
なお、西院春日神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。