1月18日の夕方。
京都府八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)を訪れました。
この日の午後5時頃から、石清水八幡宮の頓宮殿(とんぐうでん)前庭で青山祭が催されたので、その様子を見てきました。
静かに神事が行われる
石清水八幡宮の最寄り駅は、京阪電車の石清水八幡宮駅です。
本殿は、男山の山上にあるのでケーブルに乗車するか、参道を登って行く必要があります。
でも、青山祭が行われる頓宮殿前庭は、男山のふもとにあるので、山を登る必要はありません。
駅から頓宮殿前庭には、南に徒歩約3分で到着しますが、夕方は駅から近い門は閉ざされているので、駐車場側から頓宮殿前庭に入る門に向かいます。
時刻は午後4時50分頃。
まだ青山祭の開始まで10分あるなと思っていたのですが、定刻より早く神事が始まりました。
斎場は、青柴垣(あおしばがき)で8角形に囲まれ、その前では松明が燃えています。
青山祭は、八街比古(やちまたひこ)、八街比賣(やちまたひめ)、久那斗神(くなどのかみ)を迎えて行う疫病除けの神事として行われてきましたが、時代が下るにつれ、厄除け神事として行われるようになったとのこと。
石清水八幡宮の厄除参りの起源でもある神事が青山祭と伝えられています。
神職が斎場に向かい、神さまを招く前に心身の罪穢(つみけがれ)を祓う修祓(しゅばつ)を行います。
斎場の脇には、神饌が用意されています。
修祓の次に降神を行い、神さまを迎えます。
お迎えした神さまの前に次々と神饌が供えられていきます。
整然と並んだ神饌。
次に宮司さんが祝詞(のりと)を奏上。
参列者は、この間、頭を下げます。
祝詞奏上の次に玉串拝礼が行われた後、斎場に供えられた神饌が元の場所に戻されていきます。
そして、神さまを天に戻す昇神が行われ、青山祭は終了しました。
これで、厄除のご利益を授かれたことでしょう。
参列者は、この後、頓宮殿前庭に入ることができました。
夕方の寒い時間帯だったので、松明がとても温かかったです。
神事は、笛や太鼓が鳴らされることがありましたが、全体的に静かに進み、20分ほどで終わりました。
以前は、回廊に並べられたイスに座って神事を見ることができたのですが、今回は立ち見でした。
参列者は30人ほどと少なめだったので、混雑することなく、青山祭は無事に終了しましたよ。
なお、石清水八幡宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。