11月上旬に京都市中京区の錦天満宮に参拝した後、北西に約7分歩き、六角堂を訪れました。
六角堂が建つ付近は、四条烏丸や烏丸御池といったビジネス街に近く、人が多い地域です。
そういうこともあり、六角堂には、いつも参拝者の姿がありますね。
ゆっくり秋が進む境内
六角堂には、地下鉄の烏丸御池駅から南に約5分歩くと到着します。
六角通に面する山門の前にやって来ました。
入り口には、2024年11月17日に六角堂の北側に建つ池坊のビルの2階ホールで花の甲子園が開催されることを案内する看板が出ていました。
その隣には、11月15日から18日まで、旧七夕会池坊全国華道展「花いのちみらい」が催されるとの看板も設置されていました。
同展は11月13日から18日まで大丸京都店6階でも行われるそうです。
入場料は1,000円で、高校生以下は無料とのこと。
山門をくぐり境内へ。
正面に本堂が建っています。
いつもながら、参拝者の姿が見られますね。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
六角堂は、聖徳太子が創建したと伝えられていることから、その歴史は平安遷都(794年)以前にさかのぼります。
ちなみに京都市内で最も古いお寺は右京区の広隆寺です。
本堂の西側には、たくさんのお地蔵さまがいらっしゃいます。
毛糸の帽子をかぶり冬支度しているお地蔵さまの姿も見られますね。
中京区は冬でもそれほど寒くないですが、六角堂はビルに囲まれ境内が日陰になっているので、周辺より気温が低く感じます。
お地蔵さまも、日陰で寒くなるのでしょう。
北側の池坊の近くでは、小さな菊の花がたくさん咲いていましたよ。
その隣では、ホトトギスも咲いていますが、花に元気がなくなってきていました。
池を優雅に泳ぐハクチョウ。
この時は、1羽しか見られませんでした。
六角堂の池は、境内の東側にもあります。
こちらの池は、北側の池よりも日当たりが良いですね。
池のほとりには、穏やかな表情をした十六羅漢が並んでいますよ。
十六羅漢に混ざって邪鬼もいるので、六角堂に参拝した時は探してみてください。
緑色になっている親鸞聖人。
だんだん年季が入ってきていますね。
親鸞聖人は、毎晩、比叡山から六角堂まで赴いていたそうです。
境内の南側に植わっているイチョウは、まだ全身が緑色でした。
黄葉するのは、11月末から12月上旬でしょうか。
六角堂のイチョウは、毎年黄葉するのが遅めなので、11月上旬だとまったく黄色くなっていませんでした。
それでも、深い緑色から黄緑色になってきているように見え、ゆっくりと秋が深まってきているのを感じましたよ。
そろそろ六角堂から出ましょう。
境内には、いつものようにハトもたくさんいました。
立ち止まっていると、無数のハトに囲まれ身動きできなくなるので、同じ場所に長く立ち止まらない方が良いですね。
なお、六角堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。