11月上旬に京都市下京区の市比売神社に参拝した後、北西に約3分歩き、上徳寺にも参拝しました。
上徳寺が建つ辺りは、小さなお寺や古めの民家が建ち並び、どこか懐かしい雰囲気が漂っていますね。
上徳寺もその景色に溶け込むように建っていますが、比較的広い境内を持っています。
お地蔵さまがいっぱい
上徳寺には、京阪電車の清水五条駅から五条通を西に約5分歩き、富小路通を南に曲がると到着します。
地下鉄の五条駅からだと東に徒歩約5分です。
こちらが、上徳寺の山門です。
山門の脇には、徳川家康の側室の阿茶の局の墓所であることを示す石柱が立っています。
山門をくぐります。
正面には本堂が建ち、他にもいくつかのお堂が建っています。
本堂の前には、雲光之松と呼ばれる松が植えられています。
上徳寺は、浄土宗のお寺で、雲光之松は、法然上人の八百年大遠忌御巡教記念として植えられたものです。
近くに石碑には、「大本山鎌倉光明寺 大本山清浄華院 御法主台下」と刻まれていました。
境内の奥に向かって歩いていきます。
私以外誰もいません。
境内の一番奥に建つお堂には、世継地蔵が祀られています。
世継地蔵は、高さ2メートルもある大きなお地蔵さまで、昔から良い世継が授かるとして信仰を集めてきました。
お堂には、参拝者が奉納したよだれかけがたくさんかかっています。
世継地蔵の近くには、苦悩、災難、疾病輪禍などの身代りとなり守護してくれる身代り地蔵尊も祀られています。
身に降りかかる災難の身代わりになってもらえるようお参りしておきましょう。
いつも仲良く並んで座っている歓喜地蔵。
この姿を見ると、心が和みます。
境内の西側の塀際には、七福神も並んでいますよ。
七福神を一度に拝むと縁起が良さそうですね。
こちらは水子地蔵です。
胎児や新生児を供養するお地蔵さまですね。
近くには、たくさんのぬいぐるみが奉納されていました。
上徳寺は、子授けのご利益を授かりに来る参拝者もいれば、幼くして亡くなった我が子を供養するために訪れる参拝者もいるということですね。
境内には、他にもお地蔵さまが祀られており、一度にたくさんのお地蔵さまにお参りできるようになっています。
普段は、人が少ないので、心静かに参拝できますよ。
この後は、錦天満宮に参拝します。
なお、上徳寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。